室内で愛犬を「立入禁止」にすべき危険な場所
犬の室内飼いが標準になってきた昨今でも、安全のために犬には立ち入らせない方が良い場場所がいくつか存在します。その理由とともに確認していきましょう。
1.階段
階段は、愛犬を立ち入り禁止にすべき危険な場所です。
軽々と上り下りをして見せるかもしれませんが、犬の体の構造上、階段を下りるという動作に向いていません。踏み外してしまいやすいということです。
階段を上ったのはいいけれど、下りることができなくなって、鳴いたり吠えたりして飼い主を呼ぶ、なんてことがあります。下りる時は想像以上に不安や恐怖を感じるものなのです。
一歩でも踏み外してしまえば、転落してしまう危険があります。骨折などの大怪我では済まされないことがあります。
2.ベランダ・バルコニー
ベランダやバルコニーは愛犬を立ち入り禁止にすべき危険な場所です。
身を乗り出し、転落してしまう危険があります。転落防止の対策が万全でない場合には、愛犬を立ち入り禁止にすべきです。
ベランダやバルコニーで遊ばせることがあると思います。飼い主が目を離したわずかな時間にトラブルは起きます。転落は、死亡事故に繋がる危険が非常に高いです。
3.キッチン
キッチンは、愛犬を立ち入り禁止にすべき危険な場所です。
犬が人間の食べ物を盗み食いしてしまうと、嘔吐・下痢・中毒症状を起こすなどの危険があります。また、飼い主にバレないようにと急いで食べてしまい、喉に詰まらせてしまったり、窒息してしまったりする危険があります。
キッチンには刃物が置かれていますよね。出しっぱなしにされていた時、誤って落とし、犬が怪我を負ってしまうことがあります。さらには犬がガスコンロに手をかけ、偶然着火してしまい火事になる可能性もあります。
4.トイレ・お風呂
トイレやお風呂は愛犬を立ち入り禁止にすべき危険な場所です。
お掃除用品として、塩素系の漂白剤が置かれていることが多く、刺激臭から鼻の粘膜を痛めてしまうかもしれません。また、万が一舐めてしまった場合では、舌や口の中がただれてしまう恐れがあります。多く舐めてしまった場合では、中毒症状が起こる危険性もあります。
危険な場所に立ち入らせないための方法
扉がない場所には、「ペットゲート」を設置しましょう。
置くだけで設置できるタイプ、突っ張るようにして設置できるタイプは、壁や床に穴を開けるなどする必要がなく、傷つけることがありません。しかし、犬が倒してしまうかもしれません。
ネジ等でしっかり固定できるタイプのペットゲートを利用した方が安心です。費用がかかってしまいますし、業者に依頼しなければならい場合もありますが、思い切って扉を取り付けるという方法もおすすめできます。
費用がかかってしまいますし、業者に依頼しなければならい場合もありますが、思い切って扉を取り付けるという方法もおすすめできます。
我が家では、キッチンの入り口に格子状の扉を設置しました。愛犬たちが調理中の私の様子を覗くことができますし、私もリビングにいる愛犬たちの様子を見守ることができます。その点でおすすめです。
扉がある場所なのであれば、閉め忘れに注意するようにしましょう。ほんの少しの隙間に鼻先や手先を入れ、簡単に開けてしまう器用な犬もいますよね。
まとめ
室内で愛犬を立入禁止にすべき危険な場所を4つ解説しました。
- 階段
- キッチン
- ベランダバルコニー
- トイレお風呂
どんなに「入ってはいけない」としつけていても、お留守番中にはこっそり立ち入ってしまうものです。だからといって、ケージに閉じ込めておくのは可哀想だと、自由にしていますよね。
自宅には、外の世界よりも危険な場所が潜んでいます。（まさか自分の愛犬が…）などと思っていると、命を脅かすようなトラブルが起きてしまうものです。
危険な場所、立ち入ってほしくない場所には、万全な対策をするようにしましょう。
