犬の「偏食」の原因と治すコツ
飼い主の半数の方が愛犬の「偏食」で悩んでいるとされています。我が家にも偏食気味の愛犬がいますが、食べてくれない時って本当に不安になりますよね。
これまでにも色々な対策や工夫をされてこられたと思います。「未だに愛犬の偏食が治らなくて…」とお困りの飼い主のみなさん、ぜひご一緒に偏食の原因を考えてみませんか。
「こんなことが偏食の原因になるの?!」と、驚くようなものもあります。そして、原因が分かれば、意外と簡単にあっさりと解決されてしまうこともあります。
今回の内容は、きっと同じ悩みを抱える飼い主さんのお力になれると思いますので、ぜひご一緒に犬の偏食の原因と直すコツについて確認していきましょう!
1.嗜好性の高い食べ物が好き
嗜好性の高い食べ物を好む犬は、偏食になりやすいとされています。
おそらく、ドッグフードよりも自分の好みに合った食べ物に出会ってしまったのでしょう。その代表的なものに、「おやつ類」が挙げられると思います。
「ごはんは食べないけど、おやつは食べる」という場合なら、嗜好性の高いおやつが偏食の原因になっている、ということが分かります。
このような場合の偏食を治すコツですが、『ごはんを食べ終えるまでおやつを与えない』という方法があります。
もしかすると、その日1日、ごはんを食べないでいるかもしれません。心配されますよね。それでもグッと我慢し、愛犬がごはんを食べてくれるまで待っていてあげてください。
2.食べにくい環境にある
犬にとって食べにくい環境にある時、偏食になりやすいとされています。
例えば、「人が見ていると食べない」「お留守番中に食べ終えている」という犬がいます。そばに人がいる環境では安心して食事をすることができない、というタイプなのです。
このような場合の偏食を治すコツですが、『食事中の愛犬をジッと見ない』『食事中は部屋を出るようにする』『他の部屋で食事をさせる』などの方法があります。
(食べている姿を見たい!)と思ってしまうかもしれませんが、決して覗いたりはぜず、スマートフォンを置いて動画を撮影するなどで対処してみてはいかがでしょうか。
3.運動量が不足している
『運動量が不足すると、偏食になったり、少食になったりする』といわれています。
体の中にエネルギーが余っているため、食事で補う必要がないのです。実は、我が家の偏食気味の愛犬もこのタイプです。
私が実際に行ってみて効果を感じた、運動不足による偏食を治すコツは、『食事の前にお散歩に出かける』『お散歩の時間を10分増やす』の2つです。
お散歩を終える頃、「疲れたね、お腹空いたね、帰ったらすぐごはんにしようね」と、食事をすることが楽しくなるような声かけもするようにしていました。
4.いつでも自由に食べることができる
犬がごはんをいつでも自由に食べることができるように、と常にご飯が置かれていると偏食になりやすいとされています。
食べないからといって、ごはんを置きっぱなしにしていると、偏食が悪化したり、いつまでも治らなかったりして悪循環なのです。
このような場合の偏食を治すコツは、犬がご飯を食べなかったり、食べ残したりした時、『すぐに片づけてしまう』ことです。
しばらく経ってからまた置いてみてもよいですし、次の食事の時間まで待たせてもよいと思います。
(いつでも自由に食べられるわけではないんだ)(飼い主が用意してくれた時に食べよう)と犬が考えるようになれば、偏食は治っていると思います。
まとめ
犬の偏食の原因と治すコツを4つ解説しました。
- 嗜好性の高い食べ物が好き
- 食べにくい環境にある
- 運動量が不足している
- いつでも自由に食べることができる
偏食を治すコツとして、今食べているドッグフードの嗜好性を高める、という方法はあまりおすすめしません。健康的ではないからです。
例えば、ふりかけをかける・ウェットフードを混ぜる・食材をトッピングするなどです。味が濃い・香りが強い・添加物が多いなどのドッグフードへの切り替えもしない方がよいでしょう。
ぜひ健康的な食事で偏食が治るよう、工夫してあげてくださいね。