犬が発情期の時にすべきではないダメ行動
では、具体的にはどのような行動を犬の発情期にはすべきではないのでしょうか。
1.トリミングサロンを利用する
犬が発情期の時、トリミングサロンを利用することは、すべきではないダメ行動です。
発情期には、頻尿、食欲不振、嘔吐・下痢、攻撃的になるなどの性格の変化が起こる場合もあります。また、トリミングサロンにはほかの犬も来店しますので、その子たちへの影響も考慮する必要があります。
またトリミングサロンによっては、「発情期であることを事前に申し出ていただければOKですよ」と言われるかもしれません。
しかし、愛犬の体調やほかの犬への影響などを考えたうえで利用するべきかを考えた方が良いでしょう。
2.ドッグランで遊ばせる
犬が発情期の時、ドッグランで遊ばせるのは、すべきではないダメ行動です。
発情期の犬に対して、他の犬が興奮してしまうことがあり、他の犬や飼い主に迷惑をかけてしまうことがあります。思わぬ妊娠をしてしまう恐れもあります。
発情期の雌犬に対して去勢手術を受けていないオス犬だけではなく、去勢手術を受けている犬も興奮してしまい、トラブルになりかねません。
発情期の犬をドッグランに連れて行くことは控えるべきです。
3.ドッグカフェや犬同伴OKのお店を利用する
犬が発情期の時、ドッグカフェや犬同伴OKのお店を利用するのは、すべきではないダメ行動です。
先にもお話した通りドッグカフェ等は、不特定多数の犬が飼主とともに来店します。発情中の犬に対して、オス犬が興奮状態になってしまう可能性は大です。様々なトラブルが起こる可能性があります。また、発情中の犬も普段の体調とは異なることが多いので、慣れない場所に行くことはストレスになってしまうかもしれません。
代わりに、カフェ気分を味わえるような犬用のスイーツやお料理を購入し、お家カフェを楽しんでみてはいかがでしょうか。
4.飼い主の見守りなく庭でノーリードで遊ばせる
犬が発情期の時、飼い主の見守りなく庭でノーリードで遊ばせるのは、すべきではないダメ行動です。
「発情期のメス犬のフェロモンを感じ取ったオス犬が脱走し、庭にやって来て交尾をし、子犬が産まれてしまった」ということが実際にあります。私が初めて暮らした愛犬が、その子犬でした。
時間帯を気にしながらお散歩し、ドッグランにも行けず、お友達犬にも会えず、せめて自宅の庭で自由に遊ばせてストレスを発散してもらいたいと思うのが飼い主心ですよね。
しかし、自宅の庭だからと安心してはいけません。他所の犬がやって来たり、愛犬が脱走してしまったり、トラブルが起きてしまってもおかしくない状況です。
自宅の庭であっても、愛犬をノーリードで自由に遊ばせる時は、必ず飼い主や家族が終始見守るべきです。
まとめ
犬が発情期の時にすべきではないダメ行動を4つ解説しました。
- トリミングサロンを利用すること
- ドッグランで遊ばせる
- ドッグカフェや犬同伴OKのお店を利用する
- 飼い主の見守りなく庭でノーリードで遊ばせる
メス犬は年に2回程度、発情します。オス犬は、発情期のメス犬のフェロモンを感じて発情します。
ホルモンのバランスが変わることで、犬が肉体的にも精神的にもストレスを抱えやすく、イライラしたり、興奮したりしやすくなります。
人とは違い、メス犬に閉経はありません。去勢手術・避妊手術を受けない限り、発情は生涯ずっと続く、と考えて行動するべきです。