犬の『レッグペルテス病』とは?4つの症状と予防するための対策

犬の『レッグペルテス病』とは?4つの症状と予防するための対策

犬の「レッグペルテス病」をご存じですか。足に関わる病気ですが、もしもの場合はいち早く異変に気づいてあげたいですね。この記事では、犬のレッグペルテス病の4つの症状と予防するための対策についてまとめました。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

犬の「レッグペルテス病」とは

困った顔をした黒コーギー

犬のレッグペルテス病とは、骨盤につながる太ももの骨(大腿骨頭)が壊死してしまう病気です。「大腿骨頭壊死症(だいたいこっとうえししょう)」や「レッグ・カルべ・ペルテス病」とも呼ばれ、人間の子供もかかる病気でもあり、犬の場合は生後6〜7ヶ月の子犬期に見られることが多いです。

太ももにある大腿骨頭へ栄養を運ぶ血流が、何らかの原因で減少してしまうのがこの病気の特徴です。しかし、なぜ血管が減少するのか、その原因については明らかにされていません。

多くの場合は先天性による発症で、初期の段階でもレントゲンやCT検査によって明らかにすることが可能です。

発症しやすい犬種は、トイプードル・チワワ・パピヨン・パグ・ポメラニアン・ジャックラッセルテリア・ダックスフンド・テリアなどの小型犬が中心です。

犬の「レッグペルテス病」の症状

片足をかばいながら歩く柴犬

歩行に大切な太ももの大腿骨と骨盤のつなぎ目の部分に異常が起きてしまうのが、レッグペルテス病です。ここでは、犬のレッグペルテス病の4つの症状をご紹介します。

1.足をかばうように歩く

犬がレッグペルテス病を発症すると、どこか不自然に足をかばうように歩く姿が見られます。大腿骨頭のある後ろ足に異常が起きるため、後ろ足をかばうように歩くようになります。

愛犬が転んだりぶつけたりした形跡がないのに、ひょこひょこと足をかばうように歩いていたら、レッグペルテス病を疑ってみてください。

2.足先だけで立つ

後ろ足に異変を感じていると、痛みを感じている側の足を地面に付けたがらなくなります。そのため、愛犬の足先だけで立つ姿を確認するようになるでしょう。

症状が進行していれば後ろ足だけで立つことも難しくなり、足を伸ばせない様子も目にするようになります。

3.片足を上げたまま歩こうとする

片足をあげたまま歩こうとする犬

大腿骨頭の壊死が進行してしまうと後ろ足に強い痛みを感じているので、犬は片足を上げたまま歩こうとします。地面につけることができないため、3本足で立つようになるでしょう。

それは明らかに異変が起きている状況なので、そのような姿が見られたらすぐに検査を受けるようにしてください。そのまま放置してしまうと使わない方の足の筋肉が落ちてしまい、痩せ細ることがあります。

4.痛がる

レッグペルテス病が進行すると、大腿骨頭が変形してしまうために強い痛みを感じてしまいます。

明らかに犬の様子がおかしく、痛がるようであればすぐに動物病院を受診してください。骨が弱くなり、大腿骨頭の付け根(大腿骨頸)が折れてしまう場合があります。すぐに適切な治療が必要です。

犬のレッグペルテス病の治療について

マッサージを受ける犬

犬が歩行困難になってしまうレッグペルテス病の場合、このような治療が進められます。

内科的治療

  • 鎮痛剤の投与
  • レーザー療法
  • 運動制限

外科的治療

  • 大腿骨頭切除術
  • 人工関節への置き換え手術

投薬などの内科的治療はあくまで一時的な方法であり、根本的な治療には外科的治療が必要です。具体的には大腿骨頭切除術を行い、痛みの原因となる骨頭を取り除きます。

その後リハビリを数回行いますが、内科療法や外科療法で治療可能なことが多い病気です。

また、大型犬の場合は、人工関節への置き換え手術を行うこともあります。

犬のレッグペルテス病の予防対策

動物病院

飼い主としては、愛犬がレッグペルテス病になることは避けたいものです。しかし先ほどもお伝えしたように、レッグペルテス病の原因が明らかにはなっていないないため、はっきりとした予防対策がないのが現状です。

1歳以下の小型犬が発症しやすいため、症状が進行しない初期の段階で異変に気づくことが重要になります。

「歩き方がおかしい」と少しでも違和感を感じたら、すぐに動物病院を受診することをおすすめします。

まとめ

足がつらそうにこちらを見つめる犬

残念ながら犬のレッグペルテス病を予防する具体的な方法はないため、今回ご紹介した症状の例を参考にするしかありません。

しかし、初期段階で明らかになれば、早期に対策を取ることができます。

もし発症をしても、多くの犬が手術を乗り越えて再び歩ける日々を取り戻しています。少しでも気になることがあれば、早めに動物病院で相談してください。

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