犬を驚かせてしまう飼い主の行動
では、犬にストレスを与えてしまうような、犬を驚かせてしまう「飼い主の行動」にはいったいどのようなものがあるのでしょうか。
1.わざと大声を出す
わざと大声を出すのは、犬を驚かせてしまう飼い主の行動です。
初めは飼い主を心配して駆けつけてくれるかもしれません。飼い主からの「助けて!」の叫び声なのではないかと受け取ってしまうからです。
しかし、心配して駆けつけた愛犬を見て笑ったり、動画を撮って楽しんだりすることを繰り返していると、やがて反応してくれなくなるかもしれません。本当に助けが必要で大声を出した時、愛犬は飼い主を無視するかもしれません。
飼い主が自分の姿を見て笑ったり楽しんだりしたことに傷つき、心を病んでしまう犬だっていると思います。
飼い主がわざと大声を出すことに愛犬がストレスを感じている時のサインは、逃げる・隠れるです。飼い主が大声を出した瞬間、逃げたり隠れたりし、身を隠そう、身を守ろうとすることがあります。
2.無防備な犬に急に触れる
無防備な犬に急に触れるのは、犬を驚かせてしまう飼い主の行動です。
リラックスしてくつろいでいる時、目を閉じて寝ている時、ごはんやおやつを食べている時、急に犬に触れるとビクッ!と体を震わせて驚くことがあります。思わず人の手に咬みついてしまう犬もいます。
どうしても無防備な犬の体に触れなければならない事情がある時は、名前を呼んだり、言葉をかけたり、驚かせないようにしなければなりません。
無防備な犬に急に触れることが続いた時、犬がストレスサインを出すことがあります。それは、飼い主の前でくつろがなくなることです。
飼い主の目の前ではごはんもおやつも食べなくなってしまうことがあります。眠ろうとしなくなってしまうことがあります。飼い主がそばにいると落ち着くことができなくなってしまうのです。
3.豪快なくしゃみをする
犬の目の前で豪快なくしゃみをすることは、犬を驚かせてしまう飼い主の行動です。
自宅に愛犬とふたりでいる時、他の人の目がない時、つい豪快なくしゃみをしてしまうことってありますよね。突然のことなので、犬は驚いてしまいます。くしゃみって突然やってきますが、抑えることはできますよね。愛犬への気遣いなのではないでしょうか。
とは言っても、私たち飼い主も愛犬の突然の豪快なくしゃみに驚かされることってありますよね。体の自然な防御反応ですので、くしゃみをしない、ということは難しいです。
くしゃみが出そうになったら口元を抑えるなど、少しでも愛犬を驚かせないための工夫をしてみてはいかがでしょうか。
4.怒鳴りつける
犬を怒鳴りつけるのは、犬を驚かせてしまう飼い主の行動です。
愛犬に関すること以外でイライラしている時、仕事や人間関係で腹立たしいことがあった時、愛犬に八つ当たりしてしまうことがあるのではないでしょうか。
普段なら粗相をされても(仕方がない…)と許せてしまうものも、イライラしている時って「何でここでおしっこしたの!?」と、怒鳴りたくなってしまうことがあると思います。
犬を驚かせるだけではなく、恐怖を与え、強いストレスになってしまう可能性が非常に高いです。飼い主を怖がり、恐れるようになってしまうかもしれません。
ストレスサインは、飼い主を見ただけで怯えることです。精神的な病気を抱える原因にもなりかねません。自分の気分で愛犬を怒鳴りつけるのは絶対にやめましょう。
まとめ
犬を驚かせてしまう飼い主の行動を4つ解説しました。
- わざと大声を出す
- 無防備な犬に急に触れる
- 豪快なくしゃみをする
- 怒鳴りつける
もともと怖がりでビビリな性格の犬だと、ほんの些細な飼い主の行動にも驚いてしまうことがありますよね。
自分がどんな行動をした時に愛犬が驚いてしまいやすいか、ひとつずつ把握しておかなければならないと思います。慣れた時、自然と愛犬を驚かせないための落ち着いた行動ができるようになると思います。
そして、わざと犬を驚かせるような行動をすることだけは絶対にやめましょう。