犬アレルギーかどうかを確認する方法
飼い主や家族が犬アレルギーであることが分かり、飼育放棄される犬がいます。犬を飼った後に生まれた赤ちゃんや子供が犬アレルギーだと分かり、捨てられてしまう犬がいます。
大変悲しいことで、絶対にあってはなりません。犬を飼う前に、自分自身や同居する家族が犬アレルギーでないかどうか、ぜひ確認してほしいと思います。
もしも犬を飼った後で犬アレルギーであることが発覚してしまった時は、まず医師の判断を仰ぎましょう。また、同時に獣医師に相談を持ち掛けることも大切でしょう。犬の被毛やフケに対してアレルギー反応が起こることが多いと思いますが、その対処法について相談可能です。犬も人も安全に幸せに暮らせる方法を見つけていきましょう。
※ただし、アナフィラキシーショックを起こすレベルの犬アレルギーは命にかかわりますので、適切な判断が必要になります。以下の文章は、アナフィラキシーショックを起こすレベルではないことを前提にお話しいたします。
1.犬と触れ合ってみる
犬を飼う前なのであれば、犬と触れ合ってみる、という最も簡単な方法で犬アレルギーの有無を確認することができます。
犬アレルギーの人によく起こる症状として、以下のようなものがあります。
- 目が痒くなる
- 痒みや痛みで目が腫れる
- 皮膚に痒みや湿疹が出る
- 咳やくしゃみが止まらなくなる
犬の唾液・抜け毛・フケなどが主なアレルゲンです。
すぐに症状が出ることもありますし、時間が経ってから出ることもあります。軽度・中度・重度と症状は人によって様々です。犬アレルギーによる症状だと気づけないこともあるでしょう。
2.皮膚テストを受ける
犬アレルギーを確認するための方法には、プリックテストと呼ばれる皮膚検査があります。
犬アレルギーのプリックテストでは、皮膚にアレルゲンの液を一滴たらし、同じ場所をプリックテスト用の特殊な針で軽く突き、ごく微量のアレルゲンを皮膚に入れます。その後数分待ち、アレルギー反応が起こるかどうかを調べます。
ひとつのアレルゲン物質に対するアレルギーの有無を検査するために必要な費用は数百円です。犬に対するアレルギーの有無を検査するだけなのであれば、少ない費用で短時間で受けることができます。
3.血液検査を受ける
RASTテストという検査方法では、犬アレルギーに対して「どれくらい注意が必要か」ということを知ることができます。
検査には事前予約が必要な場合があり、保険は適用される場合とされない場合があります。かかる費用は数百円~数千円と幅があります。
犬アレルギーの有無のみを検査したい場合、数百円で受けられることがほとんどです。内科でも検査が可能ですので、まずはかかりつけの病院で相談されてみてはいかがでしょうか。
犬アレルギーだった時の対処法
犬と暮らしている中で、(もし自分が犬アレルギーだったら…)と考えることってありますよね。突然に症状が起こることもありますし、重度では呼吸困難など日常生活に影響を及ぼすこともあるんです。
薬を服用する
犬アレルギーの症状は、薬を服用することで軽減されます。軽度であれば、全く症状が出なくなるという人もいます。
咳・鼻水・くしゃみ・皮膚の痒み・目の充血など、症状は人それぞれ違います。内科・皮膚科・眼科など、症状に合わせて病院を受診し、処方薬をいただいてください。
市販薬でも代用が可能ですが、症状が緩和されないことがあります。
常に清潔を保つ
- アレルゲンを極力減らす
- ブラッシングで抜け毛やフケが落ちることを減らす
- 犬に触れたらしっかり手洗いをする
犬アレルギーの症状が軽い場合には、このような対処法もおすすめできます。
抜け毛やフケも吸い取ってくれる空気清浄機もおすすめです。犬アレルギーのある人にだけではなく、犬の安全面や健康面を守るためにもよい家電製品です。
まとめ
犬アレルギーかどうかを確認する方法を3つ解説しました。
- 犬と触れ合ってみる
- 皮膚検査を受ける
- 血液検査を受ける
私の周りにも、薬を服用しながら犬アレルギーと向き合う飼い主が意外と多くいます。
かわいい大切な愛犬ですから、アレルギーを気にすることなく思いっきり触れ合いたいですよね。