『猫がいる家庭で犬を迎える』時にすべきではない行動4つ!絶対にしてはいけない間違い行為も

『猫がいる家庭で犬を迎える』時にすべきではない行動4つ!絶対にしてはいけない間違い行為も

犬と猫がじゃれあっている光景はとても微笑ましいですね。しかし、犬と猫の同居はそう簡単ではありません。今回は、先住猫がいる家庭に犬を迎えるときの注意点について解説します。

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猫がいる家庭で犬を迎える時にすべきでない行動とは

並んでごはんを食べるゴールデンと猫

先住猫が住んでいる家庭に新しく犬を迎える場合にすべきではない飼い主の行動とは、具体的にはどのような行動を指すのでしょうか。

1.初対面で近づける

犬をお迎えした初日に、先住猫をいきなり会わせるのは良くありません。何の予兆もなしにある日突然見知らぬ生き物がやってきたら、テリトリー意識が強い先住猫は警戒します。

猫同士で対面するときでさえも、まずは別々の部屋でニオイを嗅がせ、ケージ越しで会い、段階をふんで徐々に慣れさせていきます。

犬と猫の場合も、まずは互いのニオイを嗅がせます。緊張しないようにテリトリー外である屋外で会わせるのも良いでしょう。

できれば犬を本格的に迎える前に「トライアル期間」を設け、猫との相性が合うかどうかを事前に確認してから迎えるのが望ましいです。

2.食事スペースを分けない

犬と猫が並んでごはんを食べる光景はSNSなどで見られますが、本当に仲が良くなければできません。

犬には食料を食べられるときに食べておくという習性があるため、ごはんを与えるとすぐ食べきります。しかし猫は少しずつ食べるので、ごはんはしばらく出しっぱなしになります。その結果、犬が猫のごはんを食べてしまい、ケンカに発展する可能性があります。

また犬と猫では必要な栄養素も違うため、同じフードを食べてしまうのはおすすめできません。猫には、犬の手が届かない場所で食事を与えるようにしましょう。

3.新入り犬を優先する

猫より犬をかわいがる

多頭飼育の場合、後から来た子の世話を優先してしまう飼い主は多いと思います。しかしその行為は、それまで飼い主の愛情を独り占めしていた先住猫にとってはとてもストレスになります。

とはいえ、新入り犬が子犬の場合には、食事やトイレの回数が多く、どうしてもつきっきりになってしまいます。それでも、犬の手間がかからなくなったらなるべく早いタイミングで猫を優先するようにしてください。

なお、犬は上下関係をつける習性があるので、ごはんやおやつは猫に先にあげて、立場が犬より猫が上であることを教えることが大切です。

また、なんらかのきっかけで先住猫が攻撃的になることがあっても、あまり叱らないでください。

4.トイレを分けない

犬と猫共同でトイレを使ってくれたら処理が楽ですが、残念ながらそれは不可能です。そのため、犬には専用のトイレトレー、猫には猫砂を用意しなくてはいけません。

犬に比べて猫はトイレを覚えやすく、先住猫が成猫であればトイレトレーニングがすでに完了していることが多いでしょう。しかし、知らない犬がやってきてニオイがつく、トイレを荒らすなどのストレスがあると他の場所で排泄してしまう可能性があります。

また、犬に食糞の癖があると、猫のウンチを食べて感染症にかかることもあります。

犬と猫のトイレはなるべく離れた場所に設置し、使用したらすぐに片付けてください。

住環境を整えることは大事

犬と猫のすみわけ

犬はきちんと散歩時間を設け、暇があれば遊びたいという動物です。一方、猫は遊びたいときに遊ぶので、新入り犬を迎えたら生活リズムも変わってきます。

先住猫と犬が仲良く暮らすには、互いの領域を侵さないようにすることが大事です。部屋数が多かったり猫が高い位置に上れたりすると、何かあっても距離をとることができます。

飼い主としてはきょうだいで仲良くしてほしいと思ってしまいますが、焦りは禁物です。犬と猫は体の大きさが違うので、本気でケンカをしたら猫が大ケガをしてしまいます。

無理に犬と猫を近づけることはやめてください。若い犬が猫を追いかける形になったら猫には逃げ場を与え、それまでと同じくかわいがってあげましょう。

まとめ

毛布を被るジャックラッセルと猫

猫同士を同居させるのも簡単ではありませんが、猫がいる家庭に犬を後から迎えるというパターンは更に難しいと思います。

犬と猫はどちらも縄張り意識の強い動物であり、無理に同居すると攻撃的になったり体調を崩したりします。

『互いが穏やかに暮らせたらそれで良し』として、飼い主はあまり干渉しないようにしましょう。

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