犬が「人の足の間」に入ろうとしてくる5つの心理
愛犬が足の間にモゾモゾと入ろうとしてくる様子は、甘えているようで可愛らしいですよね。しかし、なぜ犬たちは人の足の間に入ろうとしてくるのでしょうか。「これって愛情表現？」と不思議に感じる行動に隠された心理をご紹介します。
1.飼い主の匂いでリラックスできる
犬にとって飼い主さんの匂いは何よりも安心できる要素です。足の間に入ることで、飼い主さんの匂いに包まれて休むことができるため、飼い主さんの足の間に入りリラックスするという犬も多くいます。
実際に眠るときは飼い主さんの足元にやってくる犬や、くつろいでいる飼い主さんを見て「自分も休もう」と足の間に入ってくる犬は多いでしょう。
犬は大好きな飼い主さんや家族と一緒に過ごすことを好みます。したがって、飼い主さんと一緒にリラックスした時間を共有したいという思いも含まれているのかもしれません。
2.飼い主の足の間に挟まって甘えたい
犬たちは飼い主さんにくっつくことで甘えたいという欲求を満たそうとします。飼い主の足の間に入ってくる犬は、「飼い主さんに甘えたい」という気持ちが強く影響しているのでしょう。
飼い主の足の間に入ることで、飼い主さんの匂いに包まれるだけでなく、体温を感じられたり、時には撫でてもらえることもあるでしょう。
また甘えん坊で人懐こい犬の場合は、よく家にやってくる友人や知人にも同じような行動を取り、スキンシップを求めることもあります。
3.寒いからくっついて温まりたい
冬になると途端に人の足の間に入ろうとしてくるという犬も多くいます。この場合は寒さを感じているため、ピッタリ密着して体温を分けてもらおうとしているのでしょう。
寒いと人肌恋しくなるのは人間だけではありません。犬たち動物は、特に仲間とピッタリ密着することでお互いに暖を取る行動を本能的にとるため、人の足の間に入ろうとするのです。
寒さを感じている様子ならば、ブランケットや温かい素材を使ったクッションなどを用意してあげるのも良いでしょう。
4.不安から足の間に入って安心したい
不安なことがあると、犬は本能的に安心できる場所へ避難しようとします。その場所が飼い主の腕の中だったり、足の間だったりする犬は大勢います。
愛犬が足の間に入ってきたと思ったら背中を丸めるようにブルブルと震え、どこか怯えたような不安そうな様子を見せていたことはありませんか。
この場合は、愛犬の不安を少しでも和らげるため優しく声をかけたり撫でてあげたりしましょう。可能であれば不安の原因を排除してあげてください。
5.体調不良から不安や恐怖を訴えている
いつもより元気のない様子を見せていたり、食欲がなかったりとおかしな様子を見せていた愛犬が、飼い主の足の間に入って不安そうな態度を見せている場合、体に異変を感じている可能性があります。
腹痛や足腰の痛みなど、どこかしらに違和感を覚えているため、不安から飼い主に「助けて」と訴えているのです。
少しでもおかしな様子が気になるようであれば、かかりつけの動物病院へ連れて行き診察してもらいましょう。病気は早期発見、治療が重要です。
まとめ
いかがでしたか。犬が人の足の間に入ろうとしてくる行動には、主に愛情や信頼が関係しています。犬から愛されている証拠でもあるので、温かく受け入れて一緒にリラックスタイムを満喫しましょう。
