マンションで犬を飼う時は他の住民に配慮して!
近年、ペット飼育可能なマンションは増えてきており、犬専用の足洗い場やドッグランなどの設備が充実したマンションも増えてきています。
しかし、いくらペットOKであってもマンションは集合住宅であり、住民の中には犬が苦手という人や、犬アレルギーの人がいる可能性もあります。犬を飼う時には他の住民に対して配慮しなくてはいけません。
廊下やエレベーターで他の住民とすれ違う時は、犬の顔を逸らさせるなどして注意しましょう。
他の住民のことを考えないマナーの悪い飼い主が増えると、ペット飼育可能のマンションが途中から飼育不可に変わってしまうこともあり得ます。最低限のマナーは守るようにしてください。
マンションで犬を飼う時のNG行為とは
ここからはマンションで犬を飼う時にしてはいけない「絶対NG行為」を4つご紹介します。マナーの悪い飼い主にならないよう、どんな行為がNGなのか知っておきましょう。
1.ペット飼育不可のマンションで飼う
犬はペット飼育不可のマンションでは絶対に飼わないようにしてください。「ペット飼育可能」というマンションは増えていますが、まだまだ集合住宅ではペット飼育不可という場合のほうが多いでしょう。
それでも「バレないから大丈夫」「吠えないようにしつけをすれば良い」といって、こっそり犬を飼う人もいます。しかし犬は毎日散歩に行く必要がありますし、しつけをしても全く吠えないのは難しい動物です。おそらく同じマンションの住民には飼っているのがバレてしまうでしょう。
賃貸借契約や管理規約によってペット飼育が禁止されていれば、「犬を飼うのをやめなさい」と管理者から命じられればそれに従わなくてはいけません。指示に従わない場合は裁判になることもあり、過去には規約違反をしたとして損害賠償の支払いが認められたこともあるのです。
決められたルールは守り、犬を飼いたい時はペット飼育が認められているマンションで飼うようにしましょう。
2.無駄吠えを放置する
マンションで多く聞かれるのが、騒音トラブルです。
ペット飼育可能のマンションでも「無駄吠えをしないこと」が飼育の条件になっていることは多く、犬の鳴き声が酷い場合は近隣トラブルの原因となるでしょう。
愛犬が無駄吠えをしたり、留守番時に吠えてしまう時は放置せずにしつけを見直して改善するようにしてください。
「うるさいかもしれませんが吠えないように訓練中です」と、上下左右の部屋の住民にあらかじめ挨拶をしておくと安心かもしれませんね。
3.ベランダでブラッシングをする
マンションのベランダで愛犬をブラッシングをするのはNGです。
ベランダでブラッシングすると抜け毛が周囲に飛び散り、隣のベランダや洗濯物を汚してしまいます。
そもそもマンションのベランダは、個人所有の場所ではなくマンションの共有部分でもあるので、必ずブラッシングは家の中で行うようにしてください。
4.共有部分で排泄をさせる
マンションの共有部分である廊下やエレベーターでは、犬を抱っこするようにして排泄させないように気を付けましょう。
排泄をさせると汚れや悪臭の原因になるだけでなく、他の住民に不快感を与え、マンション自体の印象も悪くなってしまいます。
間違っても犬を廊下で散歩させたり遊んだりさせないようにしてくださいね。
まとめ
マンションで犬を飼う時にしてはいけない「絶対NG行為」4選をご紹介しました。
マンションでは犬を飼っている人も飼っていない人も、お互いが気持ちよく生活できるように配慮し合うことが大切です。
ペット飼育可能なマンションであっても、何でも許されるわけではありません。マナーはしっかり守るようにしましょう。