犬が見ている場所別の気持ち
今回は、犬の「視線」でわかる心理について、犬が見ている場所別に気持ちを解説します。
1.階段の上を見ている
犬が階段の上を見ているのは、上の階の部屋から飼い主や家族が下りてくるのを待っているからです。
階段の上り下りをしてはいけないとしつけられていたり、ペットゲートが設置されていたり、上の階へ行くことができない事情があるのでしょう。
いつまでも階段の上を見ながら待ち続ける愛犬の姿って、愛おしいですよね。
2.天井や壁を見ている
犬が天井や壁を見ているのは、得体の知れない何者かが動いているからです。虫が止まっている、ホコリが付いている、光が反射して光っているなどすることがあります。
犬の視力はあまりよくないとされていますが、優れた動体視力を持っているため、飼い主には何もないはずの天井や壁で動く何者かをハッキリと捉えることができるのです。
天井や壁をジッと見ている時、霊感があるのでは…と言われることもありますが、犬に霊感があるかないかは証明されていないようです。
犬が天井や壁を見ているのは(あれは何だろうか…?)と不思議に思っているからなのですが、そこに向かって吠えたり唸ったりすることもあり、飼い主を驚かせたり怖がらせたりすることがあるのではないでしょうか。
3.玄関のドアを見ている
犬が玄関のドアを見ているのは、飼い主や家族が帰宅するのを待っているからです。
帰宅する5分前~10分前になると必ず玄関のドアを見つめて待っている、という犬がいますよね。飼い主の足音や車のエンジン音を聞き取り、帰宅することが分かって待っているのではないかとされています。
我が家の猫の話ですが、家族が帰宅して玄関のドアを開けた瞬間、脱走することを狙って見ていることがあります。お出迎えではないのです。もしかすると、脱走を狙って玄関のドアを見ている犬もいるかもしれませんのでご注意くださいね。
4.窓の外を見ている
犬が窓の外を見ているのは、人や動物の様子を観察しているからです。警戒しなければならない相手がいて見ているのかもしれません。家や家族を守らなければ!という使命感を持って、警備をしているのかもしれません。
いつも手を振ったり声をかけたりしてくれる人を持っているのかもしれませんし、お友達犬が通るのを待っていることもあるのではないでしょうか。
私が相手をしてあげることができない時、おもちゃ遊びに飽きてしまった時、愛犬たちはよく窓の外を見ています。退屈しのぎの遊びのひとつなのかな?と思うことがあります。
5.画面を見ている
犬がテレビ・パソコン・スマートフォンなどの画面を見ているのは、動くもの・音・声が気になるからです。
テレビ画面の中の犬に向かって興奮して吠えることがありますよね。我が家の愛犬は、私がパソコンのデスクトップに設定している猫に向かって激しく吠えることがあります。画面いっぱいに猫の顔があるから怖いのかもしれません。
番組や動画を見ている時、声に反応して画面をジッと見ていることもありますよね。人の声にはあまり反応しないけれど、動物の声には反応する犬もいるのではないでしょうか。野鳥の声が好きな犬もいるようです。
まとめ
犬が見ている場所別の気持ちを5つ解説しました。
- 階段の上を見ている
- 天井や壁を見ている
- 玄関のドアを見ている
- 窓の外を見ている
- 画面を見ている
(どうしてあんな場所を見ているんだろう…?)と不思議に思うことってありますよね。その場所を見つめながら犬がどんな気持ちでいるのか、今回の内容で少しでもお分かりいただくことができましたでしょうか。
実際に犬の言葉で聞いたわけではないので、私にも明確には分からないこともありますが、きっと飼い主さんなら愛犬の気持ちを一番よく分かっていると思います。