犬が怯えやすい「人の見た目や服装」
犬が怯えてしまうような「人の見た目・服装」とは具体的にどのようなことを指すのでしょうか。怯えさせないためのコツ等も確認しておきましょう。
1.背が高い
背が高い人に対して、犬が怯えやすい傾向にあります。
立ったままの姿勢で犬を撫でようとすると、犬が怯えて逃げてしまったり、パニックになって走り回ったり、思わず人の手に咬みついてしまうことがあります。
小型犬にとって、人はうんと大きな存在です。背の高い人が目の前に立っていると、威圧感を感じてしまうようです。目の前に高くそびえたつ壁を想像してみると、犬の気持ちが分かるのではないでしょうか。
犬を怯えさせることがないよう、なるべく刺激を与えずに接するためのコツは、犬から少し離れた場所にしゃがむことです。犬から1mくらい離れているとよいと思います。犬の方から興味を持ってニオイを嗅ぎに来てくれるまで待ってあげてください。
2.装飾物の多い服装をしている
装飾物の多い服装をしている人に対して、犬が怯えやすい傾向にあります。
大きな装飾物がユラユラと揺れ動いていると、(あれは何だ!?)と怯えて、激しく吠えることがあります。
装飾物と装飾物がお互いにぶつかって出す「ジャラジャラ」という音に怯える犬もいます。太陽の光を多く取り込むことでキラキラと光り輝く装飾物が苦手な犬もいます。
とくに、ユラユラと動く大きな装飾物を身に着けている時、その装飾物を犬が怖がったり嫌がったりする時は、近づいたり触れ合ったりすることはしない方がよいです。
すぐに取り外すことができる物なのであれば、犬が怯えてしまわないようにそっと取り外してあげると、犬を刺激することなく接することができると思います。
3.真っ黒いサングラスをかけている
レンズが真っ黒いサングラスをかけている人に対して、犬が怯えやすい傾向にあります。
おそらく、その犬がこれまでに知り合ってきた人の中に、真っ黒いサングラスをかけている人がほとんどいなかったのだと思います。その犬が認識している「人間」という存在の中にはない見た目をした人であったため、不安や恐怖を感じてしまったのでしょう。
犬を怯えさせることがないよう、なるべく刺激を与えずに接するためのコツは、サングラスを外すことです。手に持っていると警戒する犬もいますので、服のポケットやバッグに入れてから接するとよいと思います。
4.体格が大きい
体格の大きな人に対して、犬が怯えやすい傾向にあります。
それほど体の大きな人と出会ったのが初めてだったからなのではないでしょうか。あまりの大きな存在にパニックになり、どう対応したらいいのか、犬にも分からなくなってしまうことがあります。
体格の大きな人が近づこうとすると、怯えて大パニックを起こしてしまったり、悲鳴のような声をあげたり、激しく吠えて噛みつくなどすることがあるかもしれません。犬の目の前にしゃがんだとしても、元々の体格が大きいため、犬から見たらあまり差はないかもしれません。
もしも仲良くなりたい犬がいるのであれば、根気強く気持ちを伝えてみてください。初めての体格の大きな人との出会いに戸惑っているだけで、体の大きな人が嫌いなわけではありません。
気持ちが伝われば、犬の方から嬉しそうに近づいて、触れ合うことを喜んでくれるはずです。
まとめ
犬が怯えやすい人の見た目や服装を4つ解説しました。
- 背が高い
- 装飾物の多い服装をしている
- 真っ黒いサングラスをかけている
- 体格が大きい
背の高さや体の大きさは今すぐどうにかできるものではありませんが、基本的な犬との接し方を十分に理解していれば、犬を怯えさせてしまうことはないと思います。
まずは、犬が興味を持って近づいてきてくれるのを待つこと、犬が満足するまでニオイを嗅がせてあげることが大事です。
いきなり人の方から近づいたり触ったりしようとすると、犬を怯えさせてしまいやすいため注意しましょう。