犬が甘えながら唸る心理
1.撫でてほしいけどそこじゃない!
犬が甘えながら唸るのは、「撫でてほしいけどそこじゃない!」と感じているからです。
撫でてほしくて甘えたのですが、撫でてほしい場所ではなかったのです。むしろ撫でてほしくない場所を撫でられたため、ちょっぴりイラっとした気持ちになり、思わず唸り声が出てしまったのです。
撫でられることが大好きな犬にも、撫でられて嬉しい部分、撫でられて嫌な部分があります。飼い主ならきっとご存じですよね?
2.急所を撫でられるとつい唸ってしまう
犬が甘えながら唸るのは、急所である「お腹」を撫でられているからです。
犬にとってお腹は急所であり、命にも関わる部分です。簡単に見せてはなりませんし、簡単に触れさせてはならない部分です。
信頼できる相手だからこそ甘えますし、安心できる相手だからこそお腹を撫でられても平気です。しかし、急所であるからか、つい唸り声が出てしまうことがあるんです。本能的な反応なのだと思います。
3.別に撫でてほしいわけではない
犬が甘えながら唸るのは、(別に撫でてほしいわけじゃないんだよな…)と感じているからです。
自分から甘えることはしたいものの、撫でられたり、わしゃわしゃされたり、大袈裟にされると嫌がる犬っていますよね。
犬に甘えられた時、ほとんどの人が撫でますよね。無視したり、ただ黙って放っておいたりする人の方が少ないと思います。
しかし、どうやら犬の同じ気持ちではないようです。(甘えたい…でも撫でられたくはない…)という気持ちと葛藤している時、犬は唸り声が出てしまうのです。
4.満足している
犬が甘えながら唸るのは、満足しているからです。
飼い主を独り占めして甘えている時、心が満たされることで安心し、唸り声が出てしまうことがあります。
飼い主の腕の中でくつろぎながら、「ヴゥ~ヴゥ~」と唸り声を出すことがあるのですが、それが私には「ああ…極楽じゃ~」と聞こえてしまうことがあるのですが、みなさんはいかがでしょうか。
毎日のお留守番で飼い主と離れている時間が長い犬ほど、飼い主を独り占めして思いっきり甘えたい、と考えていると思います。
テレビやスマホを見る時間を5分でも減らし、愛犬とのスキンシップやコミュニケーションの時間にしてみてはいかがでしょうか。
5.気持ちが高ぶっている
犬が甘えながら唸るのは、甘えさせてもらえる嬉しさから、気持ちが高ぶっているからです。
暴れたりすることなくジッとしているため、嫌がってる?怒ってる?威嚇されてる?と勘違いしてしまう人もいらっしゃるかもしれません。
嬉しくて暴れまわりたくなる気持ちもあると思うのですが、そうすれば甘えさせてもらえなくなってしまうことも、叱られてしまうかもしれないことも犬は十分に理解しています。
甘えさせてもらっている間はジッとしていますが、嬉しくて興奮し、唸り声のような声が出てしまうことがあるんです。嬉しさと興奮して高ぶった気持ちをグッと抑えているのでしょうね。
まとめ
犬が甘えながら唸る心理を5つ解説しました。
- 撫でてほしいけどそこじゃない!
- 急所を撫でられているから
- 別に撫でてほしいわけではない
- 満足している
- 気持ちが高ぶっている
犬が唸り声を上げると、スッと引いてしまう人もいらっしゃると思います。怒って咬みついてくるのではないか、と感じてしまうからです。
怒っている時、威嚇している時、警告している時、犬は低い唸り声をあげることがあります。しかし、犬が唸り声をあげる時の気持ちは全てネガティブなわけではありません。唸り声の中に込められたポジティブな気持ちを読み取ることができるかどうかが大事なのではないでしょうか。
犬が心から甘えられる相手って、そう多くいるわけではないと思います。愛犬の「甘えたいサイン」にも気づいてあげたいですよね。