犬には理解できない人間の行動
では、犬には理解できない人間の行動には、いったいどのようなものがあるのでしょうか。
1.肉球のニオイを嗅がれる
肉球のニオイを嗅がれることは、犬には理解できない人間の行動です。
犬には、相手(犬)のおしりのニオイを嗅ぐ、という挨拶の方法があります。お友達同士であれば、鼻と鼻をくっつけ合って挨拶することもあります。しかし、犬の本能や習性として、相手の手のニオイを嗅ぐ、ということがありません。人間特有のスキンシップやコミュニケーションだと思います。
そのためか、肉球のニオイを嗅がれることを理解できず、嫌がったり怒ったりする犬がいます。肉球のニオイを嗅ぐために手足をにぎられることも苦手なのではないでしょうか。
愛犬の肉球のニオイって嗅ぎたくなってしまいますよね。犬臭いな~と思いつつ、魅惑の香りなんですよね。「食パンやポップコーンのニオイがする」という飼い主もいますよね。
肉球のニオイを嗅がれることは、犬には理解できない人間の行動なので、嫌がる場合にはあまり嗅がないであげた方がよいのではないでしょうか。
2.飼い主や家族だけで出かける
飼い主や家族だけで出かけることは、犬には理解できない人間の行動です。
本来、犬は群れで暮らす動物です。運動をするため、狩りをするため、群れの仲間を引き連れて出かけます。
しかし、人間の場合はどうでしょうか。犬をひとり家に残して出かけますよね。ほぼ毎日、お留守番という名のひとりぼっち時間があります。群れで暮らし、群れの仲間と常に一緒に行動する犬にとって、飼い主や家族だけで出かけることは理解できない人間の行動なのです。
「お仕事に行ってくるね」と言われても、犬には理解できません。お仕事とは何なのか、なぜ一緒に連れて行ってもらえないのか、なぜ自分だけ除け者なのか。もしかすると、そのように考え、いつまでも解決や納得をできずにいるかもしれません。
3.吠えると叱られること
吠えると叱られることは、犬には理解できない人間の行動です。
人が言葉を話すことでコミュニケーションするように、犬は吠えることでコミュニケーションします。飼い主とコミュニケーションしたくて吠えたのに、叱られてしまったのでは「どうして?」となりますよね。ショックを受け、心が傷ついてしまう犬だっているかもしれません。
あまりにもしつこく激しく吠えることがあります。つい「うるさい!」と叱ってしまったことがあるのではないでしょうか。
声を荒げて叱ってしまう前に、どうしてそんなに吠えるのか、愛犬が吠える理由を考えなければなりません。身の危険を感じ、飼い主や家族や仲間のみんなに知らせるために激しく吠え続けていることがあります。
家の外で、身の危険を感じるような声や音がしたのではないでしょうか。『犬は身の危険を感じるような振動を感知することがある』とも言われていますよね。
例えば、『犬は地震を予知して吠える』と言われることがあります。本当にそのような能力が犬にあるのかどうか証明されてはいませんが、愛犬が激しく吠えて言うことを聞かない時は、身を守るための行動が必要な時かもしれません。
まとめ
犬には理解できない人間の行動を3つ解説しました。
- 肉球のニオイを嗅がれること
- 飼い主や家族だけで出かけること
- 吠えると叱られること
愛犬が理解できないとは知らず、やってしまっている行動はありませんでしたか?
私も愛犬たちの肉球のニオイを嗅ぐのが好きです。みんなそれぞれニオイが違うんですよね。眠っている時、こっそり嗅いで楽しんでいます。
しつこく吠える時、叱りたくなる気持ちを堪えるのって大変ですよね。つい声が出てしまいそうになりますが、ただ叱られても犬は理解することができません。吠える愛犬の気持ちを考えることを先に行動してみましょう。