犬を知育玩具で遊ばせる効果やメリット
犬を知育玩具で遊ばせるべきかどうかを判断するために、その効果やメリットについて調べてみました。
運動不足の解消とダイエット
犬を知育玩具で遊ばせることは、『運動不足の解消とダイエットに良い』とされています。
運動不足が続く犬や肥満気味な犬が、いきなり激しい運動をするのは危険です。関節を痛めてしまったり、ケガをしてしまったり、運動することに不安や恐怖心を覚えてしまうことがあります。そのため、楽しく遊びながら軽度の運動を継続して行えるのが、知育玩具の効果やメリットだと思います。
広く愛用されている知育玩具では、コング(KONG)があります。おもちゃの中にフードやおやつを入れ、遊びながら取り出して食べる、を目的とする知育玩具です。超小型犬用~超大型犬用までサイズが豊富で、パピー用やシニア用もあり、飼い主にも選びやすいです。愛犬の体の大きさや年齢に合わせて選んであげてください。
犬が遊び方を覚えた後は、穴よりもうんと小さい食べ物を入れるとすぐに取り出せてしまうため、出てこられるギリギリの大きさのフードやおやつを入れておくとよいと思います。
とても稀なケースだとは思いますが、なかなかフードやおやつを取り出すことができず、「おもちゃごと食べちゃえ!」という犬がいるかもしれません。また、おもちゃを破壊して取り出そうとし、おもちゃの破片まで飲み込んでしまう犬がいるかもしれません。
犬が運動をしながらひとり遊びを楽しむことができる知育玩具ですが、初めて遊ぶ時は終始飼い主が見守ってください。
探求心を満たすことができる
犬を知育玩具で遊ばせることは、『探求心を満たすことができる』とされています。
本来、全ての犬には「探求心」というものが備わっていると思います。しかし、年齢を重ねるごとに物事への興味が薄れ、理解できるまで満足できるまで追求しよう!という気持ちまで薄れてしまうことがあります。
育った環境や性格によっては、探求心をほとんど持たない若い犬もいると思います。そんな物事への興味が薄れてしまっている犬にはぜひ知育玩具を与えてみてほしいです。
初めはなかなか興味を示さないと思います。そんな時は、犬の目の前で飼い主がそのおもちゃを使って遊んで見せてあげてください。興味を持ってもらうコツは、飼い主が楽しそうに遊ぶことです。
おすすめの知育玩具は、フードやおやつを隠して遊ぶ「ノーズワークパズル」です。犬が鼻先や手先を使ってパズルを上下左右や斜めにスライドさせることで、フードやおやつをゲットすることができ、(どうやったらフードやおやつをゲットできるのだろうか)と、探求・追及ができる知育玩具です。
スライドさせる以外にも、プッシュ式になっていて、決められた順番通りに押すことができればフードやおやつが飛び出す、というものもあります。おもちゃによって難易度が変わります。初めは難易度の低いものを選び、少しずつ難易度を上げていくとよいと思います。
ひとつのノーズワークパズルで難易度を自由に変えることができるものを選んでおけば、知育玩具の買い替えが少なく、経済的にも助かるのでおすすめです。
知育玩具を使う時の注意点
知育玩具は、犬が長時間遊び続けることができるおもちゃです。(ちょっと静かにしていてほしいな…)という時やお留守番が退屈しないようにと、ひとり遊びを目的として与えることがあると思います。
しかし、飼い主が全く見守らない中でひとり遊びをさせてしまうと、知育玩具であっても、ケガや事故などトラブルの原因になることがあります。とくに注意したいのが「誤飲誤食」です。おもちゃで遊び慣れていて、どんな知育玩具も使いこなしてしまうベテランな犬でさえも、ひとり遊びでは思わぬ災難が降りかかることだってあると思います。
愛犬が知育玩具で遊ぶ時は、必ず飼い主が見守ってください。
まとめ
我が家の愛犬たちもシニアになり、いつの間にかおもちゃに興味を持たなくなってしまいました。運動やお散歩にも積極的ではありません。そのような、(健康維持できるかな…)と心配な愛犬にも知育玩具をおすすめしたいです。
やはり、フードやおやつを入れて遊ぶことができる知育玩具は、どんな犬にも人気が高いです。普段は物静かでおとなしい愛犬も大興奮で遊んでいます。