犬にとって大切なルーティンとは?2つご紹介
犬がご飯や散歩の時間になると家の中を歩き回ったり、飼い主さんに吠えて催促するような行動を見たことはありませんか?
私たち人間はルーティンを確立すると、生活リズムが整ったり体力的にも精神的にも健康に保つことができますが、それは人間と共生している犬もそうで、習慣性が強い動物なんです。
犬のルーティンと聞くと、散歩や食事、トイレ、睡眠を思い浮かべるでしょう。生きていくうえで欠かせないものですが、実はこれら以外にもとても大切なルーティンがあるんです。
①遊ぶ時間を作る
散歩とは他に、お家の中での遊びの時間を作りましょう。1日に10~15分程度で十分です。ボールを投げたり、ヒモの引っ張り合いっこをしたり、知育おもちゃで遊んでみたり。
毎日のルーティンとしてこのような時間を作ることで、愛犬に「飼い主さんと遊べる!」「ご飯のあとは遊ぶ時間だ!」という認識をさせることができます。
そうすることで、体力的にも精神的にも健康になることができます。また、「飼い主さんが毎日遊んでくれる」「飼い主さんと一緒にいると楽しい」などの気持ちにより、飼い主さんへの信頼や愛情も増すでしょう。
②話しかける
「おはよう」「大好きだよ」「今日も楽しいね」など、なにかしらの言葉をかけてあげましょう。普段から愛犬に話しかけている飼い主さんは多いでしょうが、実はこの行動は犬にとって良い影響がたくさんあるんです。
犬は飼い主さんから話しかけられると、「構ってもらえた」「自分の注目している」と感じます。これは犬にとって幸福感や安心感を得られ、精神的に落ち着くようになります。不安感やストレスを感じず、穏やかに生活することができるのです。
犬は言葉の意味は分からなくとも飼い主さんの仕草や表情から感情を読み取ります。それによって飼い主さんからの愛情を感じ取ることができます。
ルーティンはなぜ必要?
犬は変化を苦手とする動物です。例えば、ご飯や散歩の時間が毎日異なること、トイレの位置が頻繁に変わること、頻繁な散歩ルートの変更、毎日異なる睡眠の時間など、ルーティンを定めない環境は犬に大きなストレスを与える要因となります。
そのため、犬にルーティンを確立させることでストレスを感じさせずにすみ、またお家のルーティンやルールを理解し順応することで、犬と飼い主さんがお互いにより良い生活を過ごすことができます。
また、ルーティンによって起こるメリットは犬だけでなく飼い主さんにもあります。犬にルーティンを決めることで、飼い主さんが犬に必要なお世話やタイミングを把握することができ、スムーズにお世話や準備をすることができます。
そのような点から、犬にはルーティンが必要だと考えらえます。
ルーティンを確立するうえでの注意点は?
ルーティンとは、すなわち決まった手順や日課のことを指します。そのため、一貫性のないルーティンは犬にとって良い影響になりません。愛犬にルーティンを確立させるためには、飼い主さんが一貫性を持った行動をすることが大切となります。
例えば、「昨日遊んでくれたのに、今日は遊んでくれなかった」などのような状態では、ルーティンが崩れるだけでなく愛犬の信頼や気持ちも沈んでしまいます。
まとめ
犬にとって大切なルーティンをご紹介しました。
ここでご紹介した「①遊ぶ時間を作る」「②話しかける」は、愛犬家のみなさまにとって当たり前のことかもしれません。しかし、この当たり前のことを欠かさないことがとても大切となります。