飼うのが大変と言われている「小型犬」5選
小型犬は、狭い日本の住宅事情にも適したサイズの犬なので、比較的飼いやすいと思われがちです。しかし、犬種によっては遺伝的に受け継がれている性格傾向により、しつけや社会性を養うことが難しい犬種も存在します。
今回はそんな飼うのが難しいといわれている小型犬を、理由や飼う際のポイントと共に解説していきます。これから犬を迎えようと考えている方は、ぜひチェックしてみてください。
1.ジャック・ラッセル・テリア
ジャックラッセルテリアは小さな体の小型犬でありながら、まるで大型犬並みのエネルギーを秘めた犬種といわれています。
好奇心旺盛で動くものに即座に反応してしまう性質を持つ犬種なので、しっかりと落ち着かせるためのコマンド指示などをしつけておかなければ非常に危険です。
運動量も大型犬と同じくらいの量を必要としているため散歩はもちろん、家の中でもたくさん体を動かす遊びをさせてあげる必要があります。運動量が足りないとストレスから問題行動に走る傾向があるため、たっぷり運動の時間をとってあげましょう。
2.ミニチュア・シュナウザー
ミニチュアシュナウザーは賢い犬種なので、しつけ自体は比較的早く覚えてくれるといわれています。しかし、警戒心が強く勇敢な一面も持っているため、攻撃性が高く出てしまう場面も多い犬種です。
子犬期にしっかり吠え癖や噛み癖などのしつけを行っていないと、成長してから警戒心や飼い主への独占欲から、他の犬や人に対して攻撃的な行動をとってしまう恐れがあります。
また、子犬期からしっかり他の犬や人と交流させることで社交性を高めることができるので、散歩やドッグラン、お家に遊びにきた知人などと交流し、他の人や犬との触れ合いに慣れさせましょう。
3.ポメラニアン
ふわふわとした見た目が愛らしいポメラニアンですが、実は警戒心が強く勇敢な一面もあるため、警戒から攻撃的な行動に出ることも多い犬種です。
特に吠え癖に対するお悩みを持つ飼い主さんが多く、子犬期にしっかり吠え癖の改善を行わなければ、警戒吠えだけでなく要求吠えや無駄吠えなど、あらゆる場面で吠えるようになってしまいます。
また、とてもエネルギッシュな犬種なので運動量も多く必要とします。たくさん運動させ、子犬期から見知らぬ人や犬と交流させることで、社交性が高まり良い家庭犬となってくれるでしょう。
4.チワワ
小型犬の中でもチワワは飼うのが大変といわれている犬種の代表的存在です。チワワ自体が臆病で警戒心が強い性格の犬が多く、それゆえに吠えたり唸ったりと攻撃的な行動に出てしまいがちだからです。
また飼い主に対する依存性が強く、分離不安症を発症しやすい傾向にあります。ストレスから無駄吠えや破壊行為などの問題行動を起こしやすく、普段から程よい距離感で接することやしつけをしっかり行うことなどが求められます。
可愛らしい犬ではありますが、しつけや接し方などあらゆる面でチワワに対する理解が必要となるため、初心者向きの犬ではありません。
5.ヨークシャー・テリア
動く宝石とも呼ばれるほど美しく愛らしいヨークシャーテリアは、日本でも人気の高い犬種です。非常に小さい体のヨークシャーテリアですが、気が強く勇敢な性格が災いすることも。
とてもプライドの高い犬種なので、飼い主であっても正しい信頼関係が築けていないと指示を無視されることも多くあります。吠え癖や噛み癖も多くみられる犬種なので、子犬期からきちんと信頼関係を構築し、しっかりトレーニングする必要があります。
元々臆病な性格の犬が多い犬種でもあるため、恐怖から大胆で攻撃性の高い行動に出る子が多く見受けられます。不安や恐怖を感じていそうならば、飼い主が宥めたり落ち着かせたりしてあげましょう。
まとめ
いかがでしたか。日本国内でも人気の高い犬種が多い小型犬ですが、遺伝的な性格から飼育が難しいといわれている犬種も多いです。小型犬だからと安易に迎え入れず、自分がしっかりしつけやお世話ができるかどうか改めて熟慮してから迎え入れましょう。
