犬も飼い主に呆れることがあるの?
犬は昔から群れで生活し、人間とも長い年月を共に生きてきました。そのため、コミュニケーション能力や知能が高く、感情も豊かです。人間に対して呆れる気持ちを抱くこともあります。
特に飼い主のことを犬は日頃からよく観察しており、頼れる存在かどうか考えているのでしょう。落ち着きがなかったり、感情が安定しない飼い主に対しては呆れて不信感を抱くこともあるのです。
犬が「呆れた…」と飼い主に言っている時の態度や仕草
ここからは、犬が飼い主に「呆れた…」と感じている時の態度や仕草をご紹介します。
愛犬があなたにこんな態度や仕草を取っていたら、自分の行動を見直したほうが良いかもしれません。
1.ため息をつく
犬は飼い主の行動に呆れると「フッ」とため息をつくことがあります。
騒いだり、しつこく接してくる飼い主に対して「まったく…」「うるさいなぁ…」という気持ちなのでしょう。
体調不良でため息をついている場合もあるので、ため息の回数が多い時には気をつけてあげましょう。
2.呼ばれても無視する
いくら愛犬の名前を呼んでも無視される時、愛犬はあなたに呆れているのかもしれません。こちらの声は聞こえているはずなのに、犬が横目でジロリと見てくるだけでまったく来ないことってありますよね。
そんな時は、犬を呼ぶ前の自分の行動を思い出してみてください。犬にしつこく接したり大騒ぎをしたりしませんでしたか? 思い当たることがあれば、犬はあなたに対して呆れて信頼する気持ちが低下しているのでしょう。
犬は「ご主人のところへ行っても良いことはないぞ」と無視をしているのです。
3.飼い主から距離を取る
テレビを見て大騒ぎしている時や友達と電話で大笑いしている時、愛犬が静かにあなたから離れていったことはありませんか?これも犬が「ご主人はうるさすぎる……」と呆れている時に取る行動です。
犬は優れた聴覚を持っているため、大きな音を苦手としています。犬が側にいる時は、あまり大きな音を立てないように気を付けてあげましょう。
4.脱力して身をゆだねる
愛犬を可愛がるあまり、無理やり抱きしめたりキスをしたりする飼い主さんは多いと思います。そんな時、愛犬はどんな様子でしょうか? 脱力して無表情に遠くを見つめていませんか?
この時の犬の心情は「早く終わらないかな~」「しつこいな~」といったところでしょう。抵抗しても無駄だとあきらめ、飼い主に呆れているのです。あまりしつこいスキンシップは犬のストレスにもなるので、ほどほどにしてあげてくださいね。
犬が喜ぶスキンシップやコミュニケーションの仕方をすれば、愛犬との絆が深まりますよ。
まとめ
犬が「呆れた…」と飼い主に言っている時の態度や仕草4つをご紹介しました。
あなたの愛犬に当てはまる態度や仕草はありましたか?
犬は感情豊かなので一緒に暮らしていれば、時には飼い主に呆れてしまうこともあるでしょう。
しかし、愛犬にあまり頻繁に呆れられてしまっては、良い関係を築くことはできません。できるだけ呆れられないように振る舞ったほうが良いでしょう。
愛犬から信頼される、落ち着いた飼い主を目指してくださいね。