犬が散歩中に突然走り出す心理
犬が散歩中に突然走り出す心理にはどのようなものがあるのでしょうか。知っておくべきリスクと走り出させないような防止方法についてまとめました。
1.嬉しくて大興奮している
犬が散歩中に突然走り出すのは、嬉しくて大興奮しているからです。
家の中から外に出ることができた時の解放感によって、嬉しくて興奮してしまうのではないかと思います。空気が澄んでいたり、風が気持ち良かったり、外に出るだけで気分も上がってしまうものですよね。
犬が散歩中に突然走り出すと、飼い主が転倒したり、リードを手放してしまったり、それによって愛犬が迷子になる、交通事故に遭うなどのリスクがあります。
散歩の度に突然走り出すのであれば、愛犬が走り出すタイミングを把握しているのではないでしょうか。愛犬が走り出す前に一度立ち止まり、アイコンタクトし、落ち着かせてから歩きだしてみてください。
また走り出そうとすることがあれば、その都度立ち止まってアイコンタクトをして落ち着かせる、ということを繰り返し行ってみてください。
2.急いで行きたい目的地がある
犬が散歩中に突然走り出すのは、急いで行きたい目的地があるからです。
- 公園が近づくと突然走り出す
- ドッグランが近づくと突然走り出す
- あの角を曲がったらお友達犬の家に着くというところで突然走り出す
散歩中に突然走り出してしまう犬の場合、このようなことがよくあるのではないでしょうか。
犬が突然走り出そうとした時、飼い主はリードをグッと握りしめますよね。思わず、リードをグッと強く引き寄せてしまうこともあると思います。そうすると、犬の首に大きな負担がかかります。首輪やハーネスの圧によって、喉や気管が潰れてしまうリスクがあります。
目的地が近づくと突然走り出す場合、リードを最も短く持って歩いてみましょう。飼い主の真横を歩かせるようなイメージで愛犬を引き寄せながら歩きます。
走り出そうとした時は立ち止まり、アイコンタクトをしたり、合図を出したり、走り出してはいけないことを声掛けしながら歩いてみてください。
3.気になる人や犬を発見した
犬が散歩中に突然走り出すのは、気になる人や犬を発見したからです。
犬にとって知っている人かもしれません。お友達犬かもしれません。全く知らない人や犬かもしれません。人や犬と触れ合うことが大好きで、嬉しくて突然走り出してしまうのでしょう。その相手に向かって一直線に走り出したい気持ちなのです。しかしこの時、飼い主も一緒に走り出してしまうと、相手を傷つけたり、愛犬が傷つけられたりするリスクがあります。
知っている人、お友達犬である場合には、お互いが触れ合うことに慣れているかもしれません。しかし、初対面の人である場合、その人に愛犬が飛びつき、転倒させるなど怪我を負わせてしまうことがあります。初対面の犬である場合、驚いた犬に愛犬が咬みつかれてしまうことがあります。さらには、思わぬ犬同士の大喧嘩へと発展してしまうリスクもあります。
走り出して向かって行った相手の少し手前で止まることができるよう、飼い主がしっかりコントロールするようにしましょう。どんな相手でも、走り出した犬に飛びつかれると、その力強さに負けてしまうことがあります。
4.逃げ出したい
犬が散歩中に突然走り出すのは、逃げ出したい気持ちがあるからです。
苦手な人や犬が目に入ってしまったのかもしれません。お散歩の途中で天候が悪くなり、雷の光や音を感知し、怖くて逃げだしたいのかもしれません。
恐怖を感じて逃げ出したい気持ちでいる犬は、飼い主でも驚くほどの力とスピードで走り出してしまいます。
飼い主がリードを手放してしまった時、愛犬が迷子になり、行方不明になってしまうリスクがあります。パニックに陥ってしまった犬が無我夢中で走った結果、見知らぬ場所へ辿り着いてしまうことがあるからです。
崖の下に落ちてしまったり、川や用水路に落ちてしまったり、人に発見されにくい場所だった場合、そのまま発見されないという可能性もあります。
雷が怖くて突然走り出す犬は非常に多いです。天気予報をチェックし、雨や雷が近づいていないか確認してからお散歩に出るとよいと思います。
まとめ
犬が散歩中に突然走り出す心理を4つ解説しました。
- 嬉しくて大興奮
- 急いで行きたい目的地がある
- 気になる人や犬を発見
- 逃げ出したい
我が家の愛犬も、散歩中に突然走り出すタイプでした。散歩が嬉しくて興奮し、興奮が冷めるまで猛ダッシュしてしまっていたのです。
（もしかしたら散歩の時間が長すぎるせいかもしれない）と感じ、短めにしたことで少しずつ改善されていきました。
愛犬が突然走り出すタイプの場合、その原因を突き止めて対策してあげることも重要だと思います。
