犬がそっけない時の心理
1.安心しきってリラックス状態
犬がそっけないのは、安心しきってリラックス状態だからです。
名前を呼んでも反応しないかもしれません。「おいで!」と言っても来てくれないかもしれません。でも、表情は穏やかで微笑んでいるように見えると思います。飼い主がそばにいてくれるから、犬は安心できるのではないでしょうか。
そっけないのは、嫌がっているからではなく、「安心して落ち着いているから、私に構わず、自分が好きなことをしてていいよ」というサインなのではないかと思います。
解決方法ですが、無理に呼んだり構ったりせず、愛犬が落ち着いて過ごせるよう、そっと見守るとよいと思います。「飼い主は私のことを信頼して放っておいてくれているんだ」と、犬も嬉しい気持ちになると思います。
2.満足していて要求することがない
犬がそっけないのは、満足していて要求することがないからです。
- お散歩から帰った後
- ごはんを食べた後
- おやつを食べた後
- 遊んだ後
こんな時、(そっけないな…)と感じることがあるのではないでしょうか。お散歩にも、ごはんにも、おやつにも、遊びにも、大満足したのです。もう何も要求することがないのです。
そっけなくされて寂しく感じてしまうかもしれませんが、愛犬を満足させることができるのって、飼い主として素晴らしいことだと思います。
お散歩の仕方や強度が適切なのです。ごはん・おやつの量や回数が適切なのです。犬との遊び方が上手いのです。愛犬のことをよく理解しているということなのです。
満足して要求することがない時、犬は飼い主にそっけない態度を取るかもしれませんが、(満足させることができてよかった)と考え、しばらく放っておくことが解決方法としてよいと思います。
3.眠気と闘っている
犬がそっけないのは、眠気と闘っているからです。
飼い主の声はしっかり届いています。「おいで~」と呼ばれて(ああ…行かなければ…)と犬は思うのですが、眠気が襲い、体が思うように動かないのです。もしかしたらその日は、愛犬が眠気と闘わなければならないほど、体力や気力を使い切るような出来事があったのではないでしょうか。
- トリミングへ行った
- 動物病院へ行った
- 長時間のドライブやお出かけをした
- 慣れない場所へ行った
このような出来事の後、犬が眠気に襲われることがあります。自分でも眠気をコントロールすることが難しいほど、体も心も疲れているのでしょう。
解決方法ですが、愛犬がケージやクレートなど、自分の寝床に入っているのであれば、声をかけることもなく放っておいてあげましょう。少し寝て回復すれば、またいつもの甘えん坊の愛犬に戻るでしょう。
4.体調を悪くしている
犬がそっけない時、体調を悪くしている可能性があります。
- お腹が痛い
- 関節が痛い
- 呼吸が苦しい
- 体が冷えて動けない
このような症状を抱えており、反応したくてもできず、体を動かしたくても動かせず、そっけない態度のように見えてしまっているだけかもしれません。
「犬は体調を悪くすると鼻が乾く」とよく言いますよね。愛犬がそっけない時、何だか様子がおかしいと感じる時、鼻の表面が乾いていないか確認してみてください。脱水症状が起きている時、鼻が乾くことがあるんです。
愛犬がそっけない時は健康チェックをしてみてください。お腹がキュルキュル鳴っているかもしれません。体の特定の部位に触れると痛みで鳴き声を上げるかもしれません。熱や鼻水や咳が出ているかもしれません。
解決方法ですが、普段はない症状が見られたら、すぐに動物病院へ。
まとめ
犬がそっけない時の心理を4つ解説しました。
- 安心しきってリラックス状態
- 満足していて要求することがない
- 眠気と闘っている
- 体調を悪くしている
我が家の愛犬たちも、「甘えん坊な時・構ってちゃんな時」と、「そっけない時」の態度が違いすぎるくらいです。(きっと今は私のことを必要としていないんだな)(今は放っておいて大丈夫なんだな)と、私も安心して自分の時間を過ごすようにしています。
ただ、「いつもと違う様子」には気づいてあげられるよう、敏感になっておくのも必要だと思います。