年末年始は美味しい食べ物がたくさん!犬にとっては危険も…
年末年始には美味しい食べ物がたくさん食卓に並びます。代表的な料理には、お雑煮や年越しそば、おせち料理などがありますよね。
しかし、年末年始に並ぶ美味しい食べ物の中には、犬にとって危険な食べ物も含まれます。そうした食べ物は、中毒症状を引き起こしたり、喉に詰まってしまったり、消化不良を招いたりする恐れがあるので注意が必要です。
年末年始に危険な症状を引き起こしてしまうと、開いている動物病院を探さなければいけないなど大変です。年末年始は安心安全に過ごせるよう、犬にとって危険な食べ物はあらかじめ知っておくべきでしょう。
犬に絶対与えてはいけない「年末年始の食材・食べ物」3選
では、犬に絶対与えてはいけない年末年始の食材や食べ物には、どのような食べ物が当てはまるのでしょうか。その理由も解説していきます。
1.お餅
お餅は年末年始になると多くのご家庭で食べられる定番食材です。鏡餅として家に飾る人もいれば、お雑煮やお汁粉、焼き餅などさまざまな食べ方ができるところも魅力ですよね。
しかし、毎年人間でもお餅を食べて喉に詰まらせてしまう人が出るように、「噛んで食べる」という考えを持たない犬もリスクが高い食べ物です。お餅を犬の口に入れると窒息してしまう危険性があります。
また、飲み込むことができても消化不良に陥る危険性もあります。年末年始に体調不良を引き起こさないためにも注意しましょう。
2.エビ
お正月になると伊勢海老など高級なエビを生のまま食卓に並べる人もいるでしょう。お寿司のネタにエビを用意するご家庭もあるかもしれません。
しかし、生のエビにはチアミナーゼという酵素が含まれています。チアミナーゼはビタミンB1欠乏症を引き起こし、貧血症状に陥ってしまう危険性があります。
また、甲殻類アレルギーや消化不良といったリスクも懸念されるため、エビは生のまま与えることは絶対にやめましょう。
3.お酒
年末年始には飼い主さんがお酒を楽しむご家庭も増えます。いつもより飲酒量が増えるという人も少なくないでしょう。
しかし、犬には絶対にお酒を与えてはいけませんし、目を離した隙に舐めてしまった、飲んでしまったという事故にも注意が必要です。
少々であっても痙攣や昏睡状態、ふらつきといった症状を引き起こす危険性があります。最悪の場合、命を落としてしまうケースもあるため、犬の手が届く場所には置かないようにしましょう。
もしも危険な食べ物を食べてしまった時の対処法は?
もしも犬にとって危険な食べ物を食べてしまった時は、注意深く犬の容態を観察しましょう。お餅やエビに関しては、少量であれば大きな症状を見せない犬もいるからです。
しかし、少しでもおかしな行動を取ったり「いつもとなんとなく違う」と違和感を覚えるようなことがあれば、すぐに年末年始でも診てもらえる動物病院を調べ、連れていきましょう。
また、もしもお酒を舐めたり飲んだりしてしまった場合は、早めに動物病院へ連れて行くか電話相談などで状況を説明し、指示を仰ぎましょう。「少しだから大丈夫」と放置してしまうのは危険です。
まとめ
いかがでしたか。私たちにとっては無毒な食べ物でも、犬にとっては危険な食べ物が多く存在します。年末年始はさまざまな食べ物が食卓に並ぶため、より犬が危険な食べ物に手をつけないよう注意が必要です。