犬の介護は何歳くらいから始まる?目安やよくでる症状を解説

犬の介護は何歳くらいから始まる?目安やよくでる症状を解説

食生活や医療の進歩によって、犬の長寿化が進んでいます。そのため、昔では考えられなかった「老犬の介護」について、多くの愛犬家が考えるようになりました。さて、犬の介護とは一体いつごろから始まるものなのでしょう。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

犬の年齢とライフステージ

犬の成長

犬の場合、同じ「犬」であっても犬種によって体格が違うため、各ライフステージの長さに違いがあります。

小型犬・超小型犬の場合、「子犬期」から「成犬期」の終わりまでがおよそ8年ほどで、それ以降が「シニア期」になり、12歳を超える頃から「高齢期」となります。

中型犬の場合は7歳以降が「シニア期」、10歳以降を「高齢期」とします。大型犬・超大型犬の場合は5~6歳を目安に「シニア期」に移行し、8歳を超えると「高齢期」と言われます。

一般に成犬期が終わるとシニア犬と呼ばれる年代に入り、このころから少しずつ身体的、精神的に加齢によるトラブルが見られるようになっていきます。

近年では栄養状態もよく、飼い主さんたちが健康面にも気を使っているため、犬たちも長寿化しており、見た目も若々しい犬も増えていますね。

しかし、いくら若々しく見えていても犬たちの体内は確実に年を取っていっているため、小型犬なら7~8歳、大型犬なら5歳頃から成犬ではなくシニア期になっていっていると考えて気を付けてあげるとよいでしょう。

犬の介護は何歳くらいから? どんな症状がでるの?

老犬

先述した通り小型犬で7~8歳、大型犬で5歳を超えるとシニア期に入ります。シニア期に入ると、犬たちは少しずつ若いころとは違う行動を見せ始めます。

良く寝る

シニア期に入って大きく変わるところと言えば、睡眠時間や運動の時間です。

若いころは眠りも浅く、よく目を覚まし良く動いていた犬でも、年を取るとだんだんと寝ている時間が増えていきます。また、眠り自体も深くなり、物音や人の声では目を覚まさないことも。

また、寝ている時間が長くなるので、自然と運動の量も減っていきます。

食べなくなる

前章で書いたように、シニア期にはよく寝るようになり、かつ動かなくなるので、必要となるカロリーが減るために徐々に食事の量も減っていきます。そのため、いつまでもアクティブな成犬用のカロリ―が高いものを与えていると肥満になりやすいので注意しましょう。

食べる量が減ってきたからといって、ただフードの量を減らすだけだと必要な栄養素が足りなくなることがあるので注意が必要です。シニア用の高たんぱく低カロリーのフードにしてあげるとよいでしょう。

足腰が弱くなる

補助具をつけた犬

犬がシニア期で運動量が減ることで、関節や筋肉にも衰えが発生します。特に後ろ足は弱り始めると段差を超えられなくなるばかりか、立ったり座ったりすることも嫌がるようになるためトイレなどの介助を必要とするようになることもあります。

足腰が弱るとなんでもないところで転んだり、些細な段差を超えられなくなったりするため、ケガをしないように歩行の補助具を考えましょう。

さらには、段差の高さを減らして上りやすくするために階段を付ける、滑りやすい床にはマットを敷く、腰を持ち上げるためのハーネスを付けるなどを検討します。

認知症の症状

犬も加齢によって、認知症の症状を発症する場合があります。人の場合は会話がかみ合わなかったり行動に不審な点があって発見されるものですが、犬の場合は主に行動で判断します。

同じ場所をぐるぐると歩き回ったり、行き止まりで方向転換ができなかったりする場合や、昼夜逆転生活、夜泣き、トイレの粗相が増えたなどといった場合は認知症を疑うことが多いようです。

まとめ

イングリッシュコッカースパニエル

犬は人よりも早く成長し、早く老化が進みます。ついこの間まで子犬だったのに、と思っていても、いつの間にか5歳、6歳と年を重ねていくうちに徐々に老化が進んでいきます。

そのため、ライフステージに応じて、食事や散歩の方法、お部屋のレイアウトなどを早いうちから考えておき、介護についてもイメージしておくと良いでしょう。

少しでも愛犬に気持ちよく生活をしていってもらえるよう、ちょっとした変化にも気が付いてあげられるとよいですね。

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