犬が鳴き続けてしまう理由
1.不安に襲われている
犬が鳴き続けてしまうのは、不安に襲われているからです。
飼い主が出かける準備をしている時、鳴きながら後をついて回ることがあります。(どこに行くのかな?)(長くお留守番しなければならないのかな?)(ちゃんと帰ってくるかな?)などと、色々なことを考えてしまって不安に襲われているのです。
朝出かける時、誰でもバタバタと忙しくしてしまいますよね。そのようなとき、愛犬への配慮が疎かになってしまっていませんか? スキンシップやコミュニケーションをしたがる愛犬を「忙しいから」と軽くあしらっていませんか?
忙しくて余裕がないのは分かりますが、「大丈夫だよ、安心してお留守番してね」という気持ちが伝わるように不安な愛犬への配慮を忘れないようにしてあげましょう。
朝のお散歩は、お留守番前の不安をなくすための良いスキンシップやコミュニケーションになります。もし可能なら10分でもお散歩へ出て、景色や会話を楽しみながら愛犬と一緒に歩くのがおすすめです。
2.ストレスを発散したがっている
犬が鳴き続けてしまう理由は、ストレスを発散したがっているからです。
ストレスによって、違和感があるのだと思います。しかし、犬には(ああ、これはストレスのせいなんだ)ということまでは理解できません。不快な感覚に襲われ、上手く発散することができず、ムズムズしているのでしょう。
鳴き続けてしまうほどのストレスを抱えています。活発で体を動かすことが好きなのであれば、運動をしに出かけてみてください。普段よりも少し早歩きや駆け足のお散歩をするのもよいと思います。
そして、ストレスで鳴き続けてしまうことをやめてもらうためには、ストレスの原因を作らないことです。
吠えることを極端に制限することもストレスの原因になることがありますので、吠えたからといって、厳しく叱りすぎたりしないことも大事だと思います。
3.体に痛みを感じている
犬が鳴き続けてしまう理由は、体に痛みを感じているからです。
鳴き続けるということは、痛みもずっと続いているということです。外傷がないか、体中を確認してみてください。関節の痛みである場合もありますし、胃腸の痛みである場合もあります。
ほとんどの犬は、少しの痛みでは鳴いたりしません。我慢強い性格だからです。鳴き続けるほどの痛みを感じている可能性が高いため、なるべく早く動物病院で診てもらってください。
食欲はあるのか、元気はあるのか、お散歩へは行くのか。そして、どんな時に鳴き続けてしまうのかも把握しておくとよいです。鳴き続けるタイミングが分かれば、診察時に獣医師に伝えるとよいです。
4.もっと自分に注目してほしい
犬が鳴き続けてしまう理由は、もっと自分に注目してほしいからです。
飼い主が自分以外の何かにばかり気を取られている時、「私のことも見て!」と、鳴き続けてしまうことがあります。撫でてもらえるまで、抱っこしてもらえるまで、いつまででも鳴き続けてしまいます。
最近、スキンシップやコミュニケーションが不足しているのではありませんか? なかなかお散歩に行けていないのではありませんか? ライフスタイルの変化によって、お留守番の時間が増えてしまうなどしていませんか?
以前よりも愛犬との時間が減ってしまった時、寂しさから「もっと構ってほしい」と感じ、飼い主から注目を浴びるために鳴き続けることでアピールすることがあります。
愛犬が満足できるまで、飼い主を独占できる時間を作ってあげてください。心が満たされれば、鳴き続けることもなくなると思います。
まとめ
犬が鳴き続けてしまう理由を4つ解説しました。
- 不安に襲われている
- ストレスを発散したがっている
- 体に痛みを感じている
- もっと自分に注目してほしい
愛犬が鳴き続ける時、その理由が分からないと、飼い主まで泣きたい気持ちになってしまうことがありますよね。上手く理解してあげることができず、お互いに不安になってしまうと思います。
犬にも、なぜこんな気持ちになるのか、なぜ不安なのか、なぜ鳴きたい気持ちになるのか、分からない日があるのではないでしょうか。
すぐには理由や原因が分からないこともあります。そんな時でも、鳴き続ける愛犬に寄り添ってあげる気持ちが大事だと思います。