犬が「嫉妬」している時の態度や行動5つ!どういう時にするの?対処法は?

犬が「嫉妬」している時の態度や行動5つ!どういう時にするの?対処法は?

犬は飼い主さんの気持ちを敏感に察知します。だからこそ、嫉妬の炎を燃やしてしまうことがあります。では犬はどういう時に嫉妬をして、嫉妬をするとどのような態度や行動を見せるのでしょうか?そして嫉妬をしてしまった犬への対処法は?この記事でそれぞれ解説していきます。

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犬が嫉妬をするのはどういう時?

赤ちゃんと母親と犬

犬も嫉妬をすることがあります。このことは、海外の複数の研究結果からも裏付けられています。

人が嫉妬をするのは、自分よりも他の人のほうが優れている、または恵まれていると感じた時や、自分の愛する人の愛情が他の人に向けられていると感じた時です。

では、犬が嫉妬をするのはどういう時なのでしょうか?それは飼い主さんの興味や関心が自分以外の動物や人、物に向いている時です。具体的には以下のような時に、犬は嫉妬をすることがあります。

  • 飼い主が他の犬や動物をかわいがっている時
  • 新しい家族(配偶者や赤ちゃん)が増えた時
  • 新しいペットを迎えた時
  • 飼い主の恋人や友達が遊びに来た時
  • 飼い主がスマホや新聞、本などを見ている時

特に、赤ちゃんが新しい家族として加わった時や新しいペットを迎えた時に嫉妬心を抱く犬は多いようです。

犬が嫉妬している時の態度や行動は?

甘える柴犬

犬が嫉妬をするのはどういう時か分かったところで、次は犬が嫉妬をしている時にどのような態度や行動を見せるのか解説していきます。

1.甘える

嫉妬をした犬は「飼い主さんに構ってもらいたい」「自分に注目してほしい」という気持ちでいっぱいです。

そのため飼い主さんに対して見つめる、体を擦り寄せる、舐めるなど、甘える行動をしてきます。飼い主さんが関心を向けている相手や物の間に割って入って甘えてくることも。

2.しょんぼりする

嫉妬をすると、しょんぼりとしてしまう犬もいます。寂しそうな目をしながら静かに伏せたり、とぼとぼと別の部屋へ移動したり、ふて寝をしたりします。愛犬がしょんぼりと落ち込んでいるように見える時は、嫉妬が原因かもしれません。

3.嫉妬の対象を攻撃/破壊する

嫉妬の対象に吠えたり唸ったりするなど、攻撃行動を取ることもあります。場合によっては噛みついてしまうこともあるので注意が必要です。嫉妬の対象が物である場合は、それを壊そうとすることも。

こうした行動は、嫉妬の対象がいなくなれば飼い主さんの関心が自分に向くだろうと考えてのことです。攻撃行動や破壊行動によって嫉妬の対象を排除しようとするのです。

4.粗相をする

嫉妬をした時に、わざと粗相をするケースもあります。この行動を取るのは過去にトイレを失敗した際、飼い主さんが叱ったり騒いだりしたという経験を持つ犬です。粗相をすれば、飼い主さんに注目してもらえると学習してしまっているのです。

粗相が長期に及ぶ場合は、嫉妬以外の原因を疑ったほうがいいでしょう。泌尿器系の病気や、老犬であれば認知症が粗相の原因であることも考えられるので、動物病院を受診しましょう。

5.自分の足を舐める

分かりにくい嫉妬の行動として、自分の足を舐めることが挙げられます。犬はストレスを感じた時に気持ちを落ち着かせようとして足を舐めることがあります。嫉妬は犬のストレスになるため、自分の足を舐めてしまうことがあるのです。

足を舐め続けることが原因で皮膚炎などを起こしてしまったり、反対に皮膚疾患が原因で足を舐め続けることもあります。愛犬の足をよく観察して、炎症や脱毛が起きている場合は早めに動物病院へ。

犬が嫉妬をしてしまった時の対処法は?

楽しそうに散歩をするジャックラッセルテリア

もしも愛犬が嫉妬をしている時の態度や行動を見せたら、飼い主さんはどのように対処したらいいのでしょうか。ここからは、犬が嫉妬をしてしまった時の対処法を解説していきます。

1.過剰に反応しない

犬が嫉妬をしている態度や行動を見せた時は、過剰に反応しないように注意しましょう。飼い主さんが大声で叱るなど過剰な反応をした場合、犬が「構ってもらえた」と勘違いをしたり、ストレスを感じたりする可能性があります。

構ってもらえたと勘違いをした場合は、嫉妬の態度や行動をすれば構ってもらえると覚えてしまうことも。犬の嫉妬の態度や行動には、毅然とした態度で冷静に対応するようにしましょう。

嫉妬の対象に吠えたり唸ったりする場合は、噛みついて相手にケガをさせる危険があるため、速やかに嫉妬の対象から離れさせましょう。

2.安心させてあげる

犬の嫉妬は、飼い主さんの興味や関心が自分以外に向いてしまうことへの焦りや不安から生まれると考えられます。

愛犬が嫉妬の態度や行動を見せるのであれば、日々しっかりとコミュニケーションを取って愛情を示し、愛犬を安心させてあげることが大事です。「飼い主さんに愛されている」という安心感があれば、嫉妬をする機会は減るでしょう。

多頭飼いの場合は1頭ずつと向き合う時間を設けることで、それぞれが飼い主さんの愛情をしっかりと感じることができ、安心感を得られるでしょう。

3.ストレスを発散させてあげる

嫉妬は犬のストレスになります。愛犬が嫉妬をしてしまった日は、適度な運動やコミュニケーションでしっかりストレスを発散させてあげてください。

ストレスが発散されないまま蓄積されていくと、心身の病気や問題行動につながることがあるので要注意です。

まとめ

猫を見つめるダルメシアン

犬は飼い主さんの興味や関心が自分以外に向いてしまうと、嫉妬をしてしまうことがあります。そして嫉妬をした犬は、飼い主さんに甘える、嫉妬の対象を攻撃するといった態度や行動を見せます。

愛犬が嫉妬の態度や行動を見せたら、過剰に反応しないように注意しつつきちんと心に寄り添ってあげることが大切です。

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