犬の飼い主が無意識にしている間違い行動
1.犬同伴OKのお店でイスやソファーに座らせる
犬同伴OKのお店でイスやソファーに座らせるのは、犬の飼い主が無意識にしている間違い行動です。
人が利用することを目的としたお店であって、犬と一緒に入店することは許可されているものの、犬が利用することを前提としたお店ではありません。
イスもソファーも人が座るものであって、犬が座ることを許可しているお店はほとんどないと思います。敷物を置いて座らせている飼い主を見かけることがありますが、それも間違った行動です。
また、クレートやキャリーバッグをイスやソファーの上に置くことも間違った行動です。あまり耳にしたくない言葉ですが、利用者の中には(犬の物を置くなんて汚いな)と思う方がいらっしゃいます。
犬同伴でのお店の利用方法は、ぜひ店員にお尋ねください。基本的には床で待機させますが、飼い主が膝の上で抱っこできる場合があります。
2.ドッグランの利用中やお散歩中に愛犬を見ていない
ドッグランの利用中やお散歩中に愛犬を見ていないのは、犬の飼い主が無意識にしている間違い行動です。
よく耳にしますし、よく目にします。愛犬をドッグランで自由にさせ、自分はスマートフォンをいじっている飼い主。お散歩しながらスマートフォンを耳に当て、会話を楽しんでいる飼い主。
ドッグランで愛犬が他の犬を追いかけ回したり、他の犬に飛びかかったりしても気づいていません。お散歩中に他所の家の塀や門におしっこをかけていても気づいていません。愛犬がうんちをしたことにも気づかず、放置して帰る飼い主もいます。
スマートフォンを見る用事がある時、通話をする用事がある時は、その用事を済ませてから愛犬と出かけるようにしましょう。緊急の連絡があった場合には、愛犬を足元に引き寄せる、抱っこするなどするとよいと思います。
3.道路をロングリードでお散歩させる
道路をロングリードでお散歩させるのは、犬の飼い主が無意識にしている間違い行動です。
- 後ろから車が来ているのに犬が道路の真ん中を歩いていた
- 他の人や犬とすれ違う時もリードを伸ばしたままだった
- 大型犬が左右を行ったり来たり蛇行しながら歩いていて追い抜くのが怖かった
このようなことがあるようです。
「田舎だし、どうせ誰も通らないから」と、ロングリードでお散歩したことがある、と話す飼い主がいらっしゃいます。確かに、お散歩中、貸し切りの時ってありますよね。
近づいてくる車やバイクにはエンジン音で気づくことができますが、自転車が急に飛び出してきてヒヤッとした、という経験をされた飼い主は多くいらっしゃると思います。ロングリードでは、すぐに愛犬を引き寄せることができないですよね。
どんなに交通量の少ない田舎でも、犬をロングリードでお散歩させることは、リスクが伴う行動であることを知っておくとよいと思います。
ドッグランがない場合には、犬のお散歩を許可している公園を利用し、ロングリードで思いっきり走らせてあげたり、自由に遊ばせてあげたりするとよいのではないでしょうか。
4.大型犬専用のスペースに超小型犬を入らせる
大型犬専用のスペースに超小型犬を入らせるのは、犬の飼い主が無意識にしている間違い行動です。
これは、ドッグランでよくあることなのですが、大型犬専用のスペースに超小型犬や小型犬を入らせるのは、大変危険な行為です。反対のケースも同様です。
駆け足で寄ってきた大型犬が超小型犬にぶつかった時、超小型犬は突き飛ばされたり、投げ倒されたりするような状態になってしまうことがあります。犬は決してそんなつもりはなく、一緒に遊びたくて、嬉しくて近寄っただけかもしれません。体の大きさの違いや力加減の違いは犬同士では考慮できない問題でしょう。
他のパターンも同じです。超小型犬のスペースに中型犬や大型犬を入らせるのは、犬の飼い主が無意識にしている間違い行動です。
「そんな飼い主いる!?」と思われますよね。でも、実際によくあることなのです。
超小型犬専のスペースが混雑していた時、ガラ空きだった大型犬専用のスペースに超小型犬を入らせ、「うちの子は大型犬と暮らしたことがあるので大丈夫です!」と、注意されても出て行かなかった飼い主がいたと聞きました。
愛犬が被害者になることがあります。加害者になることもあります。決まり事をしっかり守って利用し、危険だと判断した場合、自分が悪い行動をしているわけではなくても、利用を中止した方がよい場合もあると思います。
まとめ
犬の飼い主が無意識にしている間違い行動を4つ解説しました。
- 犬同伴OKのお店でイスやソファーに座らせる
- ドッグランの利用中やお散歩中に愛犬を見ていない
- 道路をロングリードでお散歩させる
- 大型犬専用のスペースに超小型犬を入らせる
人から話を聞いて、そう言われれば…と、飼い主としての間違い行動に気づくことってありますよね。
愛犬を我が子や家族として愛しているからこそ、自分の行動が飼い主として間違った行動であることに気づけないでいることがあるのではないでしょうか。