愛犬とクリスマスを安全に過ごすための対策
1.キャンドルは火ではなくLEDを
愛犬とクリスマスを安全に過ごすために、キャンドルは火ではなくLEDを使用するとよいです。
火を使うキャンドルは、犬も人も火傷をする恐れがありますよね。キャンドルが倒れた時、溶けたロウが皮膚に付くと、めちゃくちゃ熱いですし、傷跡が残るような火傷をすることがあります。うっかり消し忘れ、火事を起こしてしまったら…と考えるのも恐ろしいですよね。
愛犬と過ごすクリスマスには、LEDキャンドルを使用するようにしましょう。犬が手や鼻で触れてしまっても全く熱くありません。
2.飾り物は手の届かない場所に
愛犬とクリスマスを安全に過ごすために、飾り物は愛犬の手や口が届かない場所に飾るようにするとよいです。
クリスマスの飾り物って、小さくて可愛らしものが多いですよね。キラキラと光るものだったり、ユラユラと動くものだったり、犬が興味を持ってしまうことがあるのではないでしょうか。そのため、自分のおもちゃと飾り物との区別がつかず、遊んでしまったり、噛んで壊してしまったりすることもあると思います。
絶対にあってはならないのが、クリスマスの飾り物を誤飲誤食してしまうことです。高い場所に飾っていたつもりでも、犬の手や口が届いてしまうと、落としてしまうことがあります。
そして、つい気持ちが浮き立ってしまうクリスマスです。愛犬にまで注意が向かないこともあると思います。クリスマス当日にだけ飾り付けするものにも十分な警戒と対策をするようにしましょう。
3.来客時は別室へ
愛犬とクリスマスを安全に過ごすために、来客時は愛犬を別室へ移動させてあげられるよう準備しておくとよいです。
リビングにケージやクレートなどを置き、愛犬専用のスペースを作っていると思います。
- 人が来ると吠えまくる
- 知らない人を怖がる
- 子供に飛びかかったり咬みついたりしないか心配
- 幼い子供がうっかり人間の食べ物を与えてしまわないか心配
- 子供たちに囲まれて愛犬が怪我をしないか心配
クリスマスのホームパーティーでは、愛犬の見知らぬ人が来たり、子供たちが大勢で騒いだり、普段とは違う環境に置かれるものです。それが愛犬のストレスになったり、パニックにさせてしまう原因になったりすることも。
愛犬の思わぬ怪我やトラブルを避けるためにも、来客時は別室で安全に安心して過ごせるよう、事前に用意しておきましょう。ケージやクレート、トイレや食器などは、前日までに移動させておくとよいと思います。
4.愛犬には犬用の食べ物を
愛犬とクリスマスを安全に過ごすために、愛犬には犬用の食べ物を準備しておくとよいです。
1年に1回の特別な日ですから、愛犬にも…と、つい人間の食べ物を与えてしまいがちです。「今日だけなら大丈夫!」は、安易な考え方です。犬にとって人間の食べ物は、高糖質・高脂質・高カロリーです。深夜になって体調を悪くしてしまった時、もう動物病院は診察時間を終えています。
クリスマスと言えばチキン。チキンの骨を飲み込んでしまい、腸閉塞を起こす可能性もあります。実際、クリスマス後に体調不良を主訴に来院する犬は多い傾向にあります。
1年に1回の特別な日だからこそ、愛犬には犬用のクリスマス料理やケーキを準備してあげてください。お取り寄せもできますし、レシピを元に飼い主が手作りしてもよいのではないでしょうか。
まとめ
愛犬とクリスマスを安全に過ごすための対策を4つ解説しました。
- キャンドルは火ではなくLEDを
- 飾り物は手の届かない場所に
- 来客時は別室へ
- 愛犬には犬用の食べ物を
愛犬と一緒にクリスマスのイルミネーションを見に、お出かけされる方もいらっしゃるかと思います。その場合、なるべく「抱っこする」「ペットカートに乗せる」「キャリーバッグに入れる」「スリングに入れる」など、愛犬が歩かなくてよい対策をしてお出かけください。
クリスマスの時期はどこも大変な混雑が予想されます。愛犬が人混みの中で思わぬ怪我を負ったり、事故に遭ったりしないように入念な準備をしてからお出掛けしましょう。