留守番中の電気とテレビの取り扱いについて
結論からいうと、犬の留守番中は、電気をつけておく必要はありません。犬はもともと夜行性、かつ仲間とともに穴ぐらで生活していました。つまり、暗い空間も苦手ではないのです。
ですので、家をあけるときは電気を消しても問題ありません。「暗いとさみしくなりそうだから」と心配になってしまう方は、夕方に日が沈むと自動で電気がつくようなタイマー式の電気を利用するのもおすすめです。
またテレビについてですが、普段からテレビの音が常に流れている家であれば、留守番のときもテレビはつけっぱなしにしておくと良いでしょう。
いつも家族の声やテレビの音が聞こえる環境で生活している犬が、いきなりなんの物音もしない静かな部屋に残されると不安になってしまいます。大きな音を流す必要はありませんが、適度にテレビや音楽をつけておくと良いですよ。
留守番中はいつもどおりの部屋が安心
留守番中はいつもと同じ状況にしておくことが大事です。暗い場所でも平気ではありますが、いきなり普段とはまったく違う環境になると犬もストレスを感じます。
とくに、いつも人が家にいて留守番をする機会が少ない犬だと、いきなり飼い主さんがいなくなった暗い部屋に取り残されているようで不安を感じるでしょう。普段から常に人がいる明るい部屋で過ごすことが多い犬の場合は、お留守番をさせるときにも電気はつけておいてください。
なお、留守番中の犬は寝ていることが多いです。あまりにも電気が明るすぎるとリラックスできなくなってしまうので電気の明るさは抑えて出かけましょう。
留守番中の不安を和らげるための対策
では、留守番中の犬の不安を和らげるための対策について解説します。犬によって合う合わないはあるとは思いますが、参考にしていただければ幸いです。
留守番前にいっぱい遊んでおく
留守番前に、愛犬といっぱい遊んでおくのがおすすめです。たくさん遊んで体を動かすことで、留守番している間にぐっすり眠ってくれることでしょう。
また、飼い主さんと遊ぶことで心も満たされます。遊んでくれないまま飼い主さんが出かけてしまうと、犬は「置いていかれたのかな」と強い不安を感じますが、事前にたっぷり遊んであげることで不安感を和らげることができるでしょう。
ひとりで遊べるおもちゃを与える
ひとりでも遊べるおもちゃを与えるのも有効です。飼い主さんがいなくても、ひとりで夢中になって遊べるおもちゃがあればさみしさを感じる暇もありません。
おすすめなのは、知育玩具です。なかにおやつが入った知育玩具であれば、取り出そうと頭を使いますし夢中になっているうちに時間も過ぎていきます。おやつを取り出した頃には疲れて眠ってしまうこともあります。
しっかり遊んだ感覚もあり、満足度も高いので、お留守番中のおもちゃとして最適ですよ。
まとめ
犬はもともとの習性もあり電気がついていない暗い部屋で過ごすのも問題はありません。しかし、いつもと違う環境に不安を感じる生き物なので、留守番のときだけ部屋が真っ暗になるとストレスに感じるでしょう。
そのため、留守番させるときにはいつもと変わらない部屋を作ってあげるよう心がけてください。
また、留守番させる前にはたくさん遊んであげたりおもちゃを与えるなど、愛犬が留守番しているあいだの不安を軽減できるよう対策してみてくださいね。