飼い主の性格や行動は犬に大きな影響を与えることも
近年の研究によると、飼い主の性格や行動が犬の性格に大きな影響を与えることがわかっています。昔から「ペットは飼い主に似る」と言われてきましたが、中でも犬は飼い主のことをよく観察しているため、飼い主の性格が影響しやすいのです。
例えば穏やかに接する飼い主であれば、愛犬の性格も穏やかな性格になりやすく、活発な飼い主であれば、愛犬も行動量が高く元気な性格になりやすいといわれています。
「怒りっぽい人」が飼っている犬の特徴5選
飼い主の性格や行動は犬の性格に影響を与えることがあります。では、怒りっぽい人が犬を飼った場合、犬にはどのような特徴が見られるのでしょうか。ここでは怒りっぽい人が飼っている犬の特徴をいくつか紹介します。
1.人に対して警戒心が強い
感情的で怒りっぽい飼い主は、つい犬に対して大声で怒鳴ったり日によってルールを捻じ曲げたりしてしまうことがあります。
すると犬は飼い主に対して不安や恐怖、理不尽さを感じるようになり、人に対して警戒心が強くなってしまうことがあるのです。
2.不安から攻撃的な行動を起こす
飼い主に怒られてばかり、あるいは飼い主の感情によって都合よくルールが捻じ曲げられたりすることで、犬のストレスや不安が強くなります。
不安やストレスを抱えている犬は、不安や恐怖から自分の身を守ろうと攻撃的な行動を起こす傾向にあります。例えば、吠えたり唸ったり、時には噛み付く素振りを見せたりする犬もいるでしょう。
3.飼い主に呼ばれるとゆっくり近づいてくる
通常、犬は飼い主に呼ばれるとパッと振り返ったり、近寄ってきたりすることが多いです。中には呼ばれた嬉しさから駆け寄ってくる犬もいるでしょう。
しかし、怒りっぽい飼い主の犬は普段から怒られることが多いため、名前を呼ばれると「また怒られるのかも」という不安がよぎりやすくなっています。
すると飼い主に呼ばれても一度無視してみたり、渋々といった感じでゆっくり蛇行しながらこちらに歩み寄ってくる様子を見せたり伸びをすることが多いようです。
4.飼い主に対して上目遣いすることが多い
普段から飼い主がイライラしていたり怒りっぽかったりすると、犬は自分の身を守るため、本能的に飼い主の顔色を窺うような表情や態度、仕草を見せることが多くなります。
飼い主に呼ばれると、どこか不安げな表情を見せながら上目遣いで見上げてくることはありませんか。これは「また怒られるのかな…」「怖いな」といった心理が働いている可能性が高いでしょう。
5.ストレスから問題行動を頻繁に起こす
怒りっぽい飼い主と一緒に暮らすことで、多大なストレスが溜まっている犬も多いです。犬はストレスが溜まると無駄吠えや破壊行為、常同行動などの問題行動を頻繁に起こすようになります。
他にも、ストレスから今まで当たり前のようにできていた行動ができなくなることもあります。トイレ以外の場所で粗相してしまうという異変もそのうちの1つです。
まとめ
いかがでしたか。飼い主が怒りっぽいことで犬に想像以上に大きなストレスがかかり、性格や行動に影響が出たり体調不良の原因となったりします。心当たりのある飼い主さんは、意識的に怒りっぽい性格を改善していきましょう。