1.突然の外泊や頻繁過ぎる旅行
犬を飼っていると、どうしてもむずかしくなるのが外泊や旅行です。もちろん、ペットホテルなどにきちんと預けて旅行に行くことは可能ですが、急な予定変更で外泊をすることになるのはNGです。
確かに犬を留守番させることは可能ですが、あまりにも長い時間では犬にストレスがかかりますし、怪我や停電などトラブルが起きたときなどにも対応できず危険です。
一晩犬を放っておくというのは当然ながらよくないことですし、ペットホテルに預けるにしても、あまりにもそれが頻繁だと犬はまたストレスを感じてしまうでしょう。
犬は慣れた場所に家族や仲間といることで、安心感を感じる動物です。犬が安心して生活できるようにするためには、急な外泊や頻繁な旅行は控えた方がいいでしょう。
2.時間を気にせず自由に過ごすこと
犬を飼っていると、散歩やご飯など様々なお世話をしたり、コミュニケーションを取ったり必要があります。そのため、日々の中で犬と過ごす時間を確保しなければなりません。
仕事をしている人は休みの日に朝寝坊をしたり、1日家でダラダラと過ごしたりしたいという人も多いでしょう。しかし、犬を飼っている場合は散歩やご飯、トイレのお世話などのために、朝もきちんと起きなくてはなりません。
犬を飼うと、「自分がやりたいことをやりたいタイミングでする」ということがむずかしくなる場合もあることを覚えておきましょう。
また、犬は人間によるお世話が必ず必要なので、犬の体調不良などによって予定を変更せざるを得ない場合もあると思っておいてください。仕事の調整をしたり、遊びを中止したり、犬のために何かを犠牲にしなければいけない場面もあるので、その点も覚悟が必要です。
3.電気代の節約
犬を飼っていると、色々な場面で費用が必要になります。食事代や医療費などはもちろん、犬が家の中にいることで電気代などの光熱費が上がることも考えられます。
特に、夏場の暑さは犬の命すらも脅かす可能性があるので、飼い主さんは自宅にいないときでも1日中エアコンをつけっぱなしにしなければならないことも多くあります。
閉め切った室内は、温度や湿度が上がりやすいため、真夏だけなく梅雨時期から晩秋までエアコンが必要になることもめずらしくありません。また、犬種によっては完全な真冬以外はエアコンが必要なこともあるでしょう。
そのような点で、電気代は節約することができないと考えておいてください。
まとめ
この記事では、犬を飼うとできなくなることを紹介してきました。これを読むと、「犬を飼うって大変だな」「自分にはできないかもしれない」と思ってしまうかもしれません。その通り、犬を飼うということはひとつの命を預かることで、そう簡単なことではないのです。
犬を飼うからにはいくつか乗り越えなくてはならない壁があり、覚悟を決めなくてはならないこともあるでしょう。
しかし、犬を飼うことはそうした苦労を忘れさせてくれるほど、楽しく幸せなことです。実際、多くの飼い主さんは「犬を飼うことは大変だけど幸せなこと」だと感じているでしょう。楽しいばかりではないけれど、それを一緒に乗り越えるからこそ生まれる絆があります。そうすることで、犬とパートナーや家族になっていくのです。
これから犬を飼ってみたいと思っている人は、「悪天候の日の散歩」「しつけがうまく行かない時期」「犬が怪我や病気で病院通いが続く日々」など、犬がいる生活で起こり得るリアルな苦労や細かな手間を想像してみてください。
また、犬を飼っている人にあえて苦労話を聞いてみるのもいいかもしれません。それでも、犬を飼ってみたいと思えるのであれば、ぜひ大変さと楽しさをあわせ持つドッグライフに足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。