犬のダイエットは獣医師の指示に従って取り組もう!
「なんだか最近、愛犬が太ってきた気がする」と感じると、独断でダイエットを強行しようとする飼い主がいます。しかし、犬のダイエットは健康上の安全性を保つためにも、まずは獣医師に相談しましょう。
動物病院で健康診断を受けた上で肥満気味と判断された場合は、獣医師が適切なダイエット方法やドッグフード、生活習慣の見直しなどを指示してくれます。
獣医師からのアドバイスを受けた上で、適切にそして安全面に考慮してダイエットに取り組んでいきましょう。
犬に絶対NGなダイエットの仕方3選
飼い主独自の方法で犬にダイエットさせてしまうと無理をさせすぎてしまい、寿命が縮まってしまう危険性もあります。ここでは、犬に絶対NGなダイエットの仕方を理由と共に解説していきます。
1.過度な食事制限
犬が少し太ってきたと感じた場合、愛犬の食事の見直しは必要です。しかし過度な食事制限は、愛犬に必要なエネルギーや栄養が過度に不足する可能性があり健康面に問題が生じる危険性があります。
また、数日間断食させるという極端な方法もありますが、これもおすすめできません。胃や腸にも負担がかかってしまいますし、何より次にドッグフードを口にした時の反動でリバウンドしてしまいます。
このように過度な食事制限は体の至る部分に負荷をかけてしまい、最悪の場合には寿命を縮めてしまう危険性やリバウンドの恐れもあります。まずは少しずつ食事量を減らしていき、適切な量へ戻すところから始めましょう。
2.無理のある激しい運動
基本的に犬のダイエットは、正しい食事管理と適切な運動で肥満を解消していきます。しかし、今まであまり運動をしていなかった犬に突然激しい運動をさせることは禁物です。
突然激しい運動をして体に負荷をかけてしまうと、心臓に負荷をかけてしまい心停止や呼吸困難といった症状を引き起こすリスクが高まります。
また過度に体力を消耗してしまい、不健康な食欲減退や元気消失といった症状が起こる危険性もあります。まずは散歩量を数分増やすなど、少しずつ運動量を増やしていくようにしましょう。
3.急激な成果を求めるダイエット
ダイエットは1週間そこらで結果を出せるものではありません。数ヶ月かけて少しずつ体重や体脂肪を減らし、筋肉量をあげていくことが大切です。
急激に成果を求めるようなダイエットの仕方をしてしまうと、犬に過度な負担がかかってしまい、心身共にストレスがかかります。
先ほど出てきた心停止や呼吸困難といった症状だけでなく、心への負荷も大きいため、問題行動が増える、脱毛などのストレス症状が現れるケースも少なくありません。
少し太り気味かなと思ったら食事管理と適切な運動を!
「病院で診断してもらうほどではないけれど、少し太り気味かも」といった気になる程度の太り具合であれば、まずは適切な食事管理と適切な運動を意識しましょう。
どちらもやりすぎは厳禁です。運動であればまずは散歩量を5分、10分と増やしてみたり、室内で動きを取り入れた遊びを提供するなど、少しずつ運動量を増やしていくことをおすすめします。
同時に1日に与えるおやつの量を減らしたり、ドッグフードをきちんと計量し適切な量を与えるように心がけるなど食事管理も徹底しましょう。
すぐに結果が出るものではありませんが、数ヶ月あるいは1年ほどかけて行うことで、確実に肥満予備軍から脱出できますよ!
まとめ
いかがでしたか。ダイエットは早い成果を求めがちですが、やりすぎたダイエットは体に大きな負担をかけてしまいます。寿命を縮めてしまったり、不健康になってしまったりする恐れがあるため、獣医師の指示に従い少しずつ体重を減らしていくことを目標にしましょう。