犬の毛はお掃除ロボットで掃除できる?実際どうなの?注意点は?

犬の毛はお掃除ロボットで掃除できる?実際どうなの?注意点は?

犬との暮らしのお悩みの一つに、「犬の抜け毛で掃除が大変」ということがあるのではないでしょうか。換毛期以外の時期でも、抜け毛の量は馬鹿になりません。長毛種であればなおさらです。そんなお悩みの解決策として、お掃除ロボットを検討されている方もおられるでしょう。実際、あの手強い犬の毛をきれいにお掃除できるのか、注意点はないのかなどをご紹介します。

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犬のいるお家のお掃除は大変

犬が汚した床上の土を掃除するロボット

犬と一緒に暮らしているご家庭では、犬のいないご家庭と比べてお掃除の回数が何倍も必要になります。お散歩から帰宅した愛犬の足の裏から拭き取りきれなかった砂や埃もあるでしょうが、なんといっても毎日の抜け毛の量がすごいからです。

春と秋の換毛期は言うまでもありませんが、それ以外のシーズンも、気付くと家のあちらこちらで犬の抜け毛が舞っているというご家庭も多いはず。特に愛犬が長毛種の場合は、大変なことでしょう。特に小さなお子様もいるご家庭なら、1日に何度も掃除機をかけている家もあるはずです。

そんなご家庭では、少しでも手間を掛けずに部屋をきれいにするため、お掃除ロボットの導入をご検討されているかもしれません。とはいえ、お掃除ロボットにもさまざまなメーカー、機種があり、価格も馬鹿になりません。

今回は、お掃除ロボットで本当に犬の抜け毛をきれいに掃除できるのか、使う上での注意点はあるのかについて、ご紹介します。

犬の毛対策を考えた場合のお掃除ロボットの評価

働くロボットが気になる犬

ここからは、実際にお掃除ロボットが犬の毛対策にどのように効果的かを検証していきます。お掃除ロボット導入を検討される場合に参考にしてください。

絨毯があるなら高機能を選択

実際に犬と一緒に暮らしながらお掃除ロボットを使っておられる方の評価を見ても、基本的には「毎日自動的に掃除ができるのでとても便利だ」という声が多いようです。比較的リーズナブルな価格帯の機種でも、フローリングであれば特に問題はないようです。

絨毯やカーペットがある場合は、たとえ高価格になっても吸引力が強く、絨毯の毛の奥に入り込んだ犬の毛を力強く掻き出せる機種を選びたいところです。

フローリングの床をよく舐める犬の場合であれば、回転式でしっかりと水拭きもできる機種だとさらに便利で安心です。

ポイントは「お手入れのしやすさ」

掃除自体はお掃除ロボットに任せられても、そのロボットの手入れはどうしてもやらなければなりません。その際に手間なのが、ブラシに犬の毛が絡まってしまうことです。ブラシに毛が絡まると吸引力にも影響しますので、毛が絡まらないタイプを選ぶことがポイントです。

具体的には、ゴム製のブラシや、ブラシが付いていないダイレクト吸引タイプの機種から選ぶことをおすすめします。

予算に余裕があれば考えたい機能

愛犬との暮らし方にもよりますが、愛犬家にとってあると便利な機能として、下記のような機能が挙げられます。すべての機能を満たしている機種はなかなかありませんので、吸引力や手入れのしやすさの他にも優先したい機能があるとしたら何なのかを明確にした上で、機種選びを行うと良いでしょう。

  • 障害物回避機能
  • 進入エリアに対する制限設定機能
  • ペットを考慮した動作スピードや静音モード機能
  • スマホ連動による遠隔操作機能
  • スマホ連動による見守り機能

ここだけは注意したいお掃除ロボットの使い方

絨毯を掃除するロボット

お掃除ロボットを導入することで犬との暮らしはかなり便利になります。しかし、過度な期待はし過ぎないよう、導入の際の注意点も確認しておきましょう。

下痢便やおしっこ、吐瀉物の自動回避は難しい

犬や猫と一緒に暮らしながらお掃除ロボットを使われている方からよく聞くのは、床に粗相してしまった糞やおしっこ、吐瀉物などの上を通ったお掃除ロボットが、部屋中に糞などを広げてしまって大変なことになったという話です。

現在、犬や猫の固形の糞であれば障害物であると認識して、しっかりと回避する高機能機種もあります。しかし下痢や吐瀉物、おしっこなどをうまく認識できる機種は少なく、汚物を部屋中に広げた上に、吸った水分のせいで故障してしまうという事例もあるようです。

犬も生き物ですから、いつ床に粗相をしてしまうかわかりません。急な体調不良で、突然床に下痢や嘔吐をしてしまうこともあるでしょう。まだまだ現在の障害物回避機能では、100%安心していつでも無人運転をさせるというのは難しいかもしれません。

お掃除ロボットの使用は、愛犬と一緒にお散歩に出ている時やご家族の在宅時などに限定し、床の上に粗相などがないことを確認した上で使用する等の工夫が必要なようです。

愛犬の性格によってはストレスになる場合も

犬の性格によっては、お掃除ロボットに対して非常に怖がってしまったり、逆に攻撃的になったりする場合もあるようです。時間が経てば慣れてきて平気になる事が多いようですが、いくら時間が経ってもお掃除ロボットと相性が悪い犬もいるかもしれません。

こればかりは、実際に愛犬とお掃除ロボットを対面させ、相性を見てみるしかありません。仮にお掃除ロボットの導入を決めた場合でも、すぐには購入せず、数ヵ月〜半年程度の期間はレンタルで試用し、愛犬との相性を確認した方が後悔を減らせるでしょう。

まとめ

ロボットに乗る犬

愛犬との生活では、住環境の衛生管理が欠かせません。また、犬の抜け毛が毎日大量に発生しますので、毛が絡まりやすいブラシを避け、カーペットや絨毯などの毛の奥に絡まった愛犬の毛やゴミ、ホコリもしっかりと掻き出せるような機種を選べば、お掃除ロボットが忙しいご家族の強い味方となることでしょう。

予算的に余裕がある場合は、ご自身と愛犬とのライフスタイルに合わせて、優先度の高い付加価値のある機種を選ぶことで、さらにお掃除ロボットがお掃除以外も含めて愛犬との快適な暮らしをサポートしてくれるかもしれません。

ただし、カタログの仕様や店頭でのデモンストレーションを見ただけで購入してしまわず、レンタル等で数ヵ月の試用期間を設けることをおすすめします。そうすることで、お掃除ロボットの性能だけではなく、愛犬がお掃除ロボットに強いストレスを感じないかといったこともしっかり確認できるでしょう。

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