犬にとって"快適なベッド"を作る方法3つ!
犬にとって睡眠は心と体の健康を保つためにとても大切なもの。犬の平均睡眠時間は12~14時間。子犬や高齢犬であればさらに長い時間寝ています。
人間と比較するととても長い時間睡眠に費やしているのに、脳や身体の疲労回復に繋がるノンレム睡眠の時間は短めと言われています。愛犬が心身ともにグッスリと休めるよう”快適なベッド”となる寝床を作ってあげましょう!
1.飼い主さんの存在を感じる場所
まずベッドを設置する場所ですが、飼い主さんの姿が見える場所を選んであげましょう。
薄暗く刺激が少ない落ち着いた空間でゆっくりと寝られることが理想ですが、飼い主さんが見えない場所や別のお部屋など孤立してしまう空間では愛犬は不安を感じ寂しくなってしまいます。
飼い主さんの存在を感じられるようリビングの一角にベッドを設置してあげましょう。また犬は眠り自体が浅いため、1日に何度も寝たり起きたりを繰り返します。寝床自体はメインの場所以外にも何ヵ所かに用意しても良いでしょう。
2.ハウスやクレートの中にベッドを置く
犬はもともと野生動物で穴を掘って巣穴を作り寝床としていた生き物です。その習性から今でも犬は薄暗くて狭い空間を好むと言われています。
「狭くてちょっと可哀想だな」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、ケージやクレートの中にベッドを置いてあげることで「安心できる自分だけの空間」を作ってあげることができ快適さも感じてくれるはずです。
愛犬の安全を守るためにもケージやクレートには慣れておいてもらいたいもの。お気に入りのベッドをケージやクレート内に置くことでハウストレーニングにも繋がります。
3.柔らかい素材のベッド
犬用ベッドはクッションタイプ、マットレスタイプ、またブラスチック性など様々なタイプが販売されています。基本的に犬はフカフカとした柔らかい素材を好む個体が多いため、硬い素材のベッドより柔らかい素材のベッドがおすすめ。
もしプラスチック製など強度のある素材のベッドを使用する場合は、ブランケットやタオルなど柔らかい素材の物をベッド自体に敷いて寝てもらいましょう。
また高齢犬であれば寝ている時間も非常に長いため、硬いベッドで寝ていると身体への負担も大きくなってしまいます。クッション性の高いベッドを選んで体重の負荷を分散できるようにしてあげましょう。
犬のベッドのお手入れ法は?
犬のベッドには様々な形状や素材があります。愛犬に快適なベッドで過ごしてもらうには清潔を保つことも大切です。愛犬の好みに合った物を選ぶのはもちろんですが、飼い主さんがお手入れしやすい物も選ぶときの重要なポイントになります。
愛犬が使用しているベッドは1週間にに1回洗うのが理想的。定期的に洗ってあげなければ菌やダニの繁殖などで皮膚トラブルに繋がりかねません。
基本的にはベッドに記載されている洗い方で大丈夫なので、忙しくて手洗いする時間がないという方は洗濯機で洗えるベッドを選びましょう。
犬のベッドの洗い方
洗濯の際はペット専用の洗濯洗剤を使用するのがおすすめです。人間用の洗濯洗剤でも問題はありませんが香料が強いことが多く、犬がそのニオイを嫌がる可能性があります。
嫌いなニオイのベッドではしっかり休むことは出来ませんよね。できるだけペット用の洗剤を使用してあげましょう。もしペット用の洗剤を用意することが出来ない場合は、無香料の洗剤を選んで使用しましょう。
お洗濯の手順としては、まず洗う前にゴミや被毛を綺麗に取り除きましょう。洗う前に取り除いてしまうと後からの毛の処理がとても楽になります。
洗剤を使用して手洗い、または洗濯機で洗ったら丁寧にすすぎをして下さい。洗剤が残らないようにしっかりとすすぎましょう。
洗い終わったらしっかりと乾燥させます。乾燥機を利用すると縮んでしまうことがあるので直接日光に当てる天日干しがおすすめです。しっかり乾かさないと雑菌の繁殖、またカビが生えてしまう原因にもなるので完全に乾くまでしっかり乾燥させましょう。
まとめ
愛犬にグッスリと安心して寝てもらうことは、疲労回復やストレス解消などに繋がる大切なこと。グッスリ寝てもらうためには快適なベッドを用意してあげることも重要になります。
愛犬の体型や性格、好みを吟味して季節に合わせた快適なベッドを用意してあげましょうね。