犬のためのビデオゲーム機開発!目的は認知症の発見など健康管理

犬のためのビデオゲーム機開発!目的は認知症の発見など健康管理

犬がゲームを楽しみながら認知症の発見などを管理するという犬用ゲーム機器が開発されたというニュースが届きました。

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犬のための健康トラッカーを開発した会社

タブレットと笑顔のチワワ

脳トレゲームアプリ、ウェアラブルデバイスを使って運動量や心拍数の管理など、私たちの頭と体の健康を管理するテクノロジーはたくさん揃っています。

その犬用バージョンとも言える健康トラッカーが開発されました。このトラッカーには犬用ビデオゲームが含まれているということですが、どんなものなのでしょうか?

このトラッカーを開発したのは香港にあるJoipawという会社です。設立されたばかりの会社ですが、ソフトウェアとハードウェア両方における長年の経験に加え、犬の認知や動物コンピュータ相互作用の専門家のアドバイスを受けた科学的な裏付けのあるアプローチを行っています。

犬のためのゲーム開発のきっかけとは?

ゲーム中の男性と見上げるビーグル

Joipawの設立者のアブダー氏は、保護犬を飼い始めた時に愛犬が留守番中に退屈しないための対策を考えました。

「ビデオゲームでも買ってあげようか」と冗談半分で調べ始めたところ、タッチスクリーンを使った装置で犬の認知機能を測定する学術研究を見つけたのだそうです。

その研究ではタッチスクリーンのテストで成功すると犬たちはトリーツの報酬を受け取っていたのですが、中にはトリーツを受け取らなくてもテストそのものを楽しんでいる犬がいたという記述から「こんなふうに刺激を与えてあげればいいのか!」とアイデアを得たそうです。

アブダー氏は情報エンジニアの友人と試作品を作り、友人の犬たちでテストを行いました。オンラインアンケートを使って消費者の意見を集めて試作を重ねテストに対するフィードバックも得た結果、現在ウェブサイトを通じて製品の購入予約を受け付けています。

楽しみながら犬の健康管理のためのデータ収集

散歩するジャックラッセルテリア

Joipaw社の犬用健康トラッカーは、首輪に装着するウェアラブルデバイスとスタンド型の犬用タブレットで構成されています。

首輪に装着したデバイスで、歩数、リラックスしている時間、遊んでいる時間、散歩の長さなどの活動データが記録されアプリに送信されます。

犬用タブレットは鼻でタッチするよう設計されており高さの調節が可能です。モグラ叩きゲームやパズルなど複数の種類のゲームが含まれており、いずれも犬の認知機能研究に基づいて設計されたものです。

ゲームに成功するとあらかじめ設置しておいたトリーツがポンと飛び出すよう設定することもできます。

活動データやゲームのプレー記録は、身体面と認知機能の健康状態を把握するために収集され、関節の異常や認知機能の低下が疑われる場合にはアプリに通知が届きます。これによって関節炎や認知症の早期発見が可能になり、獣医師とデータを共有することで診断と治療に役立ちます。

まとめ

ゲームの画面を見つめているジャックラッセルテリア

香港の会社が開発した犬のための頭と身体の健康トラッカー機器についてご紹介しました。愛犬がタッチスクリーンで遊んで楽しむ姿は確かに一度見てみたくなりますね。

この機器が目指すのは犬が楽しむことだけでなく、飼い主との絆を深め、犬がより健康的な生活を送れるようにすることだとJoipaw社は述べています。まだ予約段階ということですが、本格的に発売されて普及していくのが楽しみです。

《参考URL》
https://stories.swns.com/news/a-company-are-fighting-dog-dementia-through-video-games-106752/
https://joipaw.com

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