ワガママな犬の特徴
一般的に犬は飼い主に従順な動物だといわれていますが、なかにはワガママな性格に育ってしまう犬もいます。
ワガママな犬には、次のような特徴があります。
- 人間や他の犬に対して攻撃的になる
- 偏食になる
- 自分の要求を通そうとする
- 散歩でリードを引っ張るようになる
- 飼い主がコントロールできない
犬がこのようなワガママな性格になる原因は、飼い主が甘やかして間違ったしつけをすることにあります。
具体的に飼い主のどんな「甘やかし行動」が、犬をワガママにしてしまうのでしょうか?
犬をワガママにする飼い主の甘やかし行動3選
犬を甘やかしすぎると、ワガママな性格になり問題行動を起こすようになってしまいます。
どんな行動が犬への甘やかしになるのか、ご紹介しますので参考にしてください。
1.犬の要求にすべて応える
犬は「おやつが欲しい」「人間の食べ物が欲しい」「おもちゃが欲しい」「構って欲しい」など、日常的にさまざまな要求を飼い主にしてきますよね。
おねだりをする愛犬はとても可愛いですが、なんでもかんでも要求に応えてしまうと犬は「飼い主は自分の言いなりになる」と学習してしまいます。
人間の食べ物をねだるなど、犬にして欲しくないことは「ダメ」だとはっきり伝えて犬ではなく飼い主が主導権を握るようにしましょう。
しつこくされても心を鬼にして、無視をすることも時には肝心です。
2.ご飯を食べないからとおやつを与える
愛犬がドッグフードを食べないでいると、心配になって代わりにおやつばかり与えてしまう飼い主さんがいますが、これはNGな行動です。
犬のおやつは嗜好性が高く作られており、おやつばかり与えると犬はドッグフードに魅力を感じなくなってしまいます。
さらに犬は「ご飯を残しても、おやつを貰えるから良いや♪」と考えてしまうのです。これでは偏食になってしまいますし、栄養の偏りやおやつのカロリーで肥満を引き起こす可能性もあります。
おやつは犬がドッグフードを食べてから与えるようにしましょう。与えすぎにも注意してください。
3.しつけをしない
飼い主が「犬を叱るのは可哀想」「うちの子はのびのび育てたい」と愛犬にしつけをしないのは、明らかな甘やかし行動です。
犬をしつけることには、いくつかの理由があります。
- 犬を危険から守る
- 周囲に迷惑をかけないようにする
- 犬と飼い主の信頼関係の構築
- 犬の精神的安定
しつけをされていない犬は、飼い主が行動を制御できずに逃亡してしまったり、交通事故に遭うリスクが高くなります。ゴミ箱を漁って誤飲による窒息や中毒を起こすことも考えられるでしょう。
無駄吠えや粗相をする犬は周囲の人に迷惑をかけてしまいますし、人を噛んでしまったとなると最悪の場合は殺処分という結果を招くこともあるのです。
また、しつけを正しくすることは犬が飼い主と信頼関係を築き、安心して生活することに繋がります。
しつけをされない犬は、ストレスから問題行動だらけの犬になってしまうかもしれません。甘やかしてしつけをしないでいると、飼い主も愛犬も困る状況になってしまうのです。
犬には正しいしつけを行うようにしてください。
まとめ
犬をワガママな性格にしてしまう「飼い主の甘やかし行動」3選をご紹介しました。
みなさんの行動は「甘やかし行動」に当てはまっていませんでしたか?
可愛い愛犬はつい甘やかしたくなってしまうと思いますが、愛犬と良好な関係を築くためには、時には厳しくすることも必要です。
厳しくするところは厳しく、可愛がる時は可愛がるというようにメリハリをつけて愛犬と接するようにしましょう!