1.ウェルシュ・コーギー・ペンブローグ
お尻が印象的な犬と言えば、真っ先に思い浮かぶのがこの犬種ではないでしょうか?
「まるで焼きたての食パンのよう!」とも言われるコーギーのお尻の可愛さは愛犬家の中でも話題になっていて、通称「コギケツ」と呼ばれることもあります。
そもそも日本で多く見られるコーギーは、「ウェルシュ・コーギー・ペンブローグ」という犬種です。欧米では比較的多く見られるウェルシュ・コーギー・カーディガンとは異なり、尻尾が短いのが特徴ですが、実はこれは生まれつきではありません。
生まれつき尻尾の短いコーギーもいますが、多くのコーギーは生まれてすぐに断尾されています。これは、牧畜の仕事をする中で牛に尻尾を踏まれて怪我をすることを防ぐ目的などがありましたが、今でもその慣習が続いているのです。ただし、断尾はイギリスなどの動物愛護先進国では基本的に禁止されています。
日本やアメリカでは断尾が行われていて尻尾がほぼないか、ごく短い個体が多く見られます。そのため、お尻が丸く見えて余計に愛らしさを増しています。
ただし、近年は不要な断尾や断耳に抵抗感を持つ人も増えてきているため、尻尾のあるウェルシュ・コーギー・ペンブローグも増えてくるかもしれませんね。
2.フレンチ・ブルドッグ
フレンチ・ブルドッグは、短頭種で顔も体も丸みがある非常に愛らしい外見をしています。丸い体を一生懸命動かす姿は、とてもユニークで愛嬌があり、日本でも人気の犬種です。
フレンチ・ブルドッグは短毛なので、体のラインがしっかりと見えます。そして、筋肉質でむちむちとしているため、お尻もむっちりとしていて非常にキュートです。
歩いている姿を後ろから見ると、ぷりぷりとお尻を振るようにしているため、ついつい見ていたくなってしまいます。
3.柴犬
日本犬の中で特に人気の高い柴犬は、分厚いダブルコートで毛量が豊富です。そのため、全身にたっぷりの被毛があり、お尻ももこもこのボリューミーな状態になっています。
フレンチブル・ドッグのような「プリッと感」はありませんが、ふさふさの尻尾を含めて「もふもふ感」では、柴犬が圧倒するでしょう。
4.ポメラニアン
小柄で愛らしく、気品を感じさせるポメラニアンは日本でも人気の小型犬種です。体はとても華奢ですが、毛はたっぷりとしたダブルコートなので全身がふわふわしています。
特に子犬の頃は被毛が細いため、空気を含んでふわふわ・もこもこ感がより一層感じられます。お尻を含め、全身が丸くもこっとしているため、キュートさが抜群!
大人になると艶のあるサラサラの被毛になることもあり、いずれにしても美しく可憐な姿を楽しめます。
5.バーニーズ・マウンテン・ドッグ
バーニーズ・マウンテン・ドッグは、黒・白・タンのトライカラーが印象的な大型犬種です。寒さが厳しいアルプス地方で荷運びや牧畜、護衛など様々な仕事をしていた犬で、寒さから体を守る密生した被毛を持っています。
また、寒さに負けないようにたっぷりの皮下脂肪も蓄えていて、ややむっちりとしたボリュームのある体つきです。ウェーブがかかったやや長めの被毛と相まって、全身に丸みがあり、お尻も丸く可愛らしさが感じられます。
優しく穏やかな性格のバーニーズ・マウンテン・ドッグは、その姿でも癒しを与えてくれます。
まとめ
プリッとしたお尻やもこもこのお尻など、犬の可愛い後ろ姿を眺めたり、写真に収めたりする飼い主さんは多いとも思います。特に、この記事で紹介した犬種のお尻は、とってもキュートでつい触りたくなってしまう人もいるかもしれません。
しかし、犬は後ろから突然触られると驚いたり警戒心を抱いたりするため、注意が必要です。
なでるときは、背中をなでる延長として触るようにするなど、犬を驚かせることのないように自然なスキンシップを心がけましょう。