犬の嗅覚は3,000〜1万倍!?だからこそニオイには要注意
犬の嗅覚は人間よりはるかに優れているといいます。ある研究結果によると、犬の嗅覚は人間の約3,000〜1万倍とも言われており、特定のニオイに対しては100万倍もの嗅覚を発揮するといいます。
嗅覚の優れた犬にとってニオイは私たち以上に強く、そして敏感に感じることのできる要素です。美味しそうなニオイは幸せを感じさせてくれますが、嫌いなニオイはより強い不快感に襲われます。
したがって犬を飼っているご家庭では、犬が嫌いなニオイをなるべく家の中に持ち込まないようにしてあげることもストレス対策につながるのです。
これは避けて!犬が大嫌いな「ニオイ」5選
では、犬が嫌いなニオイにはどのようなニオイが当てはまるのでしょうか。ここでは、一般的に犬が大嫌いとされているニオイを紹介します。中には嗅ぐだけで体調不良につながるニオイもあるので注意が必要です。
1.香水や消臭剤などの人工的なニオイ
香水は人間でも苦手な人がいるほど強い香りを放ちます。当然、嗅覚の優れている犬にとって香水はとても不快に感じる苦手なニオイに含まれます。
香水以外にも、犬たちは自然界に存在にしない人工的な強いニオイを嫌う傾向があります。消臭剤や柔軟剤、強すぎるアロマの香りなども不快に感じる犬は多くいます。
2.柑橘系のニオイ
私たちにとっては良いニオイとして感じる柑橘系のニオイは、犬にとってはちょっぴり刺激的すぎるため、「嫌だな」「きつい」と不快に感じることが多いようです。
みかんやグレープフルーツの実などを食べる犬もいますが、基本的にニオイを苦手とする犬は多いので、消臭剤やアロマなどの香りに使うことは控えた方が無難でしょう。
3.お酢
お酢はツーンとした強い刺激臭が特徴的です。この刺激臭を犬はきついニオイと感じるため、嫌がる犬が多いです。
家具を噛んでしまう犬の噛み癖を改善する際、お酢が使われることもあります。それほど犬にとっては苦手なニオイなのです。
4.タバコ
タバコのニオイは人間でも苦手な人が多いです。犬も例外ではなく、タバコのニオイがする飼い主に対して不快感や苦手意識、不安を抱く犬もいるでしょう。
また、タバコは副流煙によって周囲の人にも悪影響を与えます。犬も同様に、副流煙で健康に悪影響を与えると研究結果でわかっているため、犬を飼っている人は家の中でタバコを吸ったり、犬の近くでタバコを吸ったりすることはやめましょう。
5.アルコールのニオイ
アルコールのニオイも犬が苦手とするニオイです。
ご家庭によっては、アルコールを大量に摂取した状態で帰ってきた飼い主に対して、愛犬が不快感を覚えて近寄らないといった話もあります。それほど敏感にアルコールのニオイを感知しているのでしょう。
まとめ
いかがでしたか。嗅覚の優れた犬にとってニオイは幸せをもたらしてくれるだけでなく、不快感につながる恐れもあります。家の中でリラックスして過ごしてもらうためにも、犬の嫌いなニオイは持ち込まないようにしましょう。