犬が不安を感じる要因3つ
犬が不安を感じる要因にはどんなものがあるのでしょうか?
こちらでは犬は不安に感じてしまう要因についてご紹介しますので、愛犬に当てはまるものはないか確認してみてください。
1.不適切な飼育環境
犬が不安を感じる要因の一つには、「不適切な飼育環境」があります。
犬にとって不適切なのは次のような飼育環境です。
- 音がうるさい
- 常に明るすぎる
- 寒い、暑い
- 不衛生
- 清潔な水が常備されていない
- 狭すぎる
このような不適切な環境で犬を飼うと、犬の三大欲求の一つである「生理的欲求」が満たされません。
生理的欲求とは、「食べる、飲む、眠る、排せつする、体温を保つ、呼吸する」などの生きていくために必要な欲求のことをいいます。これら生きるための欲求が満たされないことは、犬にとって重大な問題です。
不適切な環境で飼われている犬は不安を感じ、大きなストレスを抱えてしまうでしょう。
2.環境の変化
環境の変化は、犬にとって不安の要因になります。
例えば、飼い主の赤ちゃんや新しい犬の登場のような家族が増えるイベントが起きると、犬は大きな不安感を持ちます。なかには喜ぶ犬もいるかもしれませんが、多くの犬は不安や嫉妬、寂しさを感じるでしょう。
他にも
- 引っ越し
- 飼い主の生活パターンの変化
- ペットホテルなどに預けられる
このような環境の変化に、犬は強いストレスや不安を感じます。下痢や胃炎など、体調を崩してしまう犬も少なくありません。
犬の体調不良が悪化したり、長引く場合には早めに動物病院で相談してください。
3.飼い主と信頼関係が築けていない
飼い主との間に信頼関係が築けていない犬は、不安を感じやすいでしょう。
犬にとって飼い主は「何かあった時に頼れる存在」でなくてはいけません。頼れる存在は、犬に安心感をもたらします。
しかし、信頼関係が築けていない犬は、飼い主を頼ることができません。
「なにかあったら自分が立ち向かわなくてはいけない」と警戒心を強くしたり「飼い主に置いて行かれるかもしれない」と分離不安になるなど、常に不安感を持ち生活することになってしまいます。
犬を不安にさせないためには、信頼関係を築くことが大切です。
不安を感じている犬をケアする方法
愛犬が不安を感じているかも?と感じた時は、まずは犬の不安の原因を考えてみましょう。
原因を探るためには、犬がどんなことに不安を感じるのか、犬はどんな環境で飼うことが適切なのかを理解することも必要です。
そのうえで、次のようなケアを行ってください。
- 環境を整える
- 犬との信頼関係を回復する
- ストレスを発散させる
犬との信頼関係回復には、コミュニケーションやスキンシップをたくさん取るよう意識しましょう。時間がかかるかもしれませんが、焦らず行ってください。その他、運動やおもちゃで遊んだりするようなストレス発散も効果的です。
環境が変化する時は、意識して犬に声かけやスキンシップをして安心させたり、新しい家族が増える時には、少しずつ慣らしていくなどして対応してください。
まとめ
犬が不安を感じてしまう『3つの要因』とケアの方法をご紹介しました。
犬は人間の言葉を話すことができません。愛犬にいつもと違う不安そうな様子が見られたら、すぐにケアをしてあげましょう。
異変に気付くためには、普段から愛犬の行動をチェックしておくことが大切です。