愛犬が嫌がっている飼い主の余計なお世話
1.ブランケットや毛布を体の上にかけてあげること
寝る時、寒い時、犬の体の上にブランケットや毛布をかけてあげるのは、実は飼い主の余計なお世話です。
(余計なお世話だな…)と感じている時に犬がよくする行動が、「ブルブル」です。体をブルブルっとさせることで、ブランケットや毛布を払い除けてしまいます。
2.一緒に遊びなさいと言われること
ドッグランで他の犬と出会った時、「一緒に遊びなさい」と言われることは、犬にとっては、実は飼い主の余計なお世話です。
飼い主としては、愛犬にお友達を作ってあげたいため、積極的になりますよね。愛犬はというと、地面のにおいを嗅いでばかりいたり、座り込んで動こうとしなかったり、何しにドッグランに来たの?と思うことがありますよね。
仲良くなりたい時、一緒に遊びたい時、飼い主が余計なお世話をしなくても、犬同士でお互いの様子を確かめ合いながら少しずつ距離を縮めていくことができます。
3.グシャグシャになった寝床を整えてあげること
犬が寝床を整えると、どうしてもグシャグシャになってしまいます。だからといって、キレイに整えてあげようとするのは、実は飼い主の余計なお世話です。
犬が寝床を整える時、ホリホリしますよね。飼い主がキレイに整えておいたブランケットがグシャグシャになったり、ベッドの真ん中に偏ったりすることがあります。
そのまま寝るのは心地悪いのではないか、寝づらいのではないか、体が痛くなってしまうのではないかと、整えてあげたくなるのが飼い主心です。
しかし、いくら飼い主が整えようと、犬はまたグシャグシャにしてしまうものです。
4.高齢だからと抱っこしてお散歩すること
犬が高齢だからと、抱っこしてお散歩することは、実は飼い主の余計なお世話です。
確かに、高齢になると、歩くスピードが遅くなることがあります。お散歩の途中で立ち止まり、休憩をすることがあります。お散歩に行くことを億劫にする日もあると思います。
それはただ、体が衰えたことによって、動きが遅くなってしまっているだけなのです。歩きたくないわけではありません。少し休憩して、また自分の足で歩きたいのです。
お散歩を億劫にするのは、寝起きでいきなり体を動かすことができないだけです。運動前の準備運動として、体を目覚めさせる時間が少しほしいだけなのです。
健康に問題がないのであれば、抱っこしてお散歩するのではなく、高齢になって歩くスピードや動作がゆったりになった愛犬に合わせて歩いてあげるとよいと思います。
5.汚いからと地面のニオイを絶対に嗅がせないこと
お散歩中、犬は地面のニオイを嗅ぎたがりますよね。汚いからといって、地面のニオイを絶対に嗅がせまいとするのは、実は飼い主の余計なお世話です。
道端には汚物が落ちていることがあります。農薬や劇薬が落ちていることもあります。野生動物の排泄物や死骸、人間の食べカス、たばこの吸い殻、人間が吐き捨てた唾液など様々です。
犬は地面のニオイを嗅ぎたい動物です。情報を集めたり、ストレスを発散させたり、好奇心を満たしたりなどの役割があります。
「絶対にダメ!」と余計なお世話をするのではなく、安全な場所を選んであげ、犬が満足するまでニオイを嗅がせてあげられるようにするとよいと思います。
お散歩中、犬がニオイを嗅げないことでストレスを抱えてしまわないように注意しましょう。
まとめ
愛犬が嫌がっている飼い主の余計なお世話を5つ解説しました。
- ブランケットや毛布を体の上にかけてあげること
- 一緒に遊びなさいと言われること
- グシャグシャになった寝床を整えてあげること
- 高齢だからと抱っこしてお散歩すること
- 汚いからと地面のニオイを絶対に嗅がせないこと
私だけかもしれませんが、愛犬のトイレの様子をつい、ジッと見つめて観察してしまうことがあります。(ちゃんとできるかな?いいうんちが出るかな?手足が汚れてしまわないかな?)と、子犬の頃のように心配する余りの余計なお世話なのです。
みなさんにも(これって私だけかしら?)という、愛犬への余計なお世話が何かしらあるのではないでしょうか。
いずれにせよ、愛犬が嫌がっていることならば、なるべくしないようにしてあげたいですね。