マイペースな犬がよくする行動や仕草
1.犬同士の挨拶は自分のタイミングで
マイペースな犬は、犬同士の挨拶をする時、自分のタイミングで行うことがあります。
ほとんどの場合、犬同士が出会った時、すぐにお互いのニオイを嗅ぎ合って挨拶をしますよね。相手のことを知りたい!仲良くなりたい!一緒に遊びたい!という好奇心や気持ちが強いからだと思います。
一方でマイペースな犬は、自分のタイミングで挨拶をします。相手の犬が自分のニオイを嗅ぐことに抵抗したり、怒ったりすることはないものの「全く興味がありません」という態度に見えてしまうかもしれません。
周りの犬たちとは少し遅れてニオイを嗅ぎに行き、挨拶をすることがあります。「え、このタイミングなの!?」と、驚く犬もいるかもしれません。
飼い主には、他の犬との相性が悪いように見えることがあります。今は遊びたくないのかな?というように見えることがあります。
ただ、挨拶のタイミングが独特なだけなんです。自分のペースやタイミングを崩さないタイプなのです。
2.飼い主からのお散歩のお誘いを断る
マイペースな犬は、飼い主からの「お散歩に行こう!」のお誘いを断ることがあります。
拒否するのとは少し違う行動や仕草が見られます。嫌がっている感じではないのです。「今は行かないです」とか「まだ起きたばかりなので」という感じです。
拒否ではなく、やんわりと断るような感じなので、飼い主も無理やりお散歩に誘うこともできないような状況になることがあります。
仕事へ行く日の朝、パッと起きて、パッとお散歩に行って、手早く愛犬のお世話を終えてしまいたいものですよね。
しかし、マイペースな犬は、自分がお散歩に行きたいタイミングでないと拒否することがあるんです。飼い主が出かけるギリギリになって「そろそろお散歩に行きますか?」という視線を送ってくることもあります。
なかなかエンジンがかかりにくいタイプなので、そろそろお散歩の準備をしますよ~と、早めに予告しておくとよいかと思います。
3.ドッグランは休憩場所だと思っている
マイペースな犬は、ドッグランを休憩場所だと思っていることがあります。
おそらく、家からドッグランまで歩いてくるのでしょう。急ぎ足かもしれませんし、駆け足かもしれません。そのためか、ドッグランで一休みし、また歩いて帰るのです。
ドッグランへやって来て、ひとしきり他の犬たちとの挨拶をし、飼い主たちへの挨拶も済ませ、後は地面やベンチに伏せて一休み。そんな犬を見かけたことがあるのではないでしょうか。
興奮してはしゃぐ他の犬から遊びに誘われてもお構いなしで、子犬や幼い犬に絡まれても怒ることもなく、「可愛い~♡」と他の飼い主に撫でられ続けても動じない…。
そして、自分が休憩や交流に満足したら、さっさと帰ってしまうのもマイペースな犬の特徴ですよね。
4.食事の時間が決まっていない
マイペースな犬は、食事の時間が決まっていないことがあります。
飼い主は、愛犬にご飯を与える時間やタイミングを決めていますよね。しかし、マイペースな犬の場合、飼い主がご飯を用意したからといって食べるわけではありません。今、目の前にご飯が置かれていても、お腹が空いていなければ食べないのです。
実は、飼い主にとっての困り事のひとつです。ご飯の時間がバラバラだと、排泄のタイミングも毎日変わってしまいます。また、傷んでしまうからと片づけていると、夜遅い時間に「お腹が空きました」と鳴くこともありますし、就寝中に起こすこともあります。
ただのわがままではなく、マイペースな犬であるが故のことなので、叱ることもできないでいる飼い主がほとんどなのではないでしょうか。
まとめ
マイペースな犬がよくする行動や仕草を4つ解説しました。
- 犬同士の挨拶は自分のタイミングで
- 飼い主からのお散歩のお誘いを断る
- ドッグランは休憩場所だと思っている
- 食事の時間が決まっていない
マイペースな犬は、他の犬と違うことを悪いことと思われてしまったり、誤解を与えてしまったりすることがあります。
悪いことではなく「個性」として受け入れてあげられると、犬も飼い主も快適な暮らしができるのではないでしょうか。