犬がイタズラを隠している時に見せる仕草や態度
①反応しない
愛犬の名前を呼んでも、聞こえているはずなのに知らんぷりをするなどの仕草をしている場合、イタズラを隠している可能性があります。
「イタズラがバレたのかも!」「飼い主さんに近付かない方がいいな」と察知し、飼い主さんの呼びかけに反応しないことがあります。寝たふりをする子もいるそうです。
②目をそらす
普段はきちんとアイコンタクトが取れている愛犬が、その日に限って飼い主さんと目を合わせようとしない、また目が合ってもすぐに逸らす場合、イタズラを隠しているかもしません。
犬のカーミングシグナルでいうと、目を逸らす仕草は「自分には敵意はありません」「ケンカをしたくない」という気持ちのあらわれです。
そのため、イタズラという良くないことをしているのを自覚している場合は、飼い主さんに対して反省の気持ちが隠されています。
③隠れる
「イタズラがバレそう」「飼い主さんに怒られたくない」という気持ちから、物陰に隠れる仕草をします。飼い主さんからしてみれば「なんで隠れてるの?」と不思議に思うでしょうが、周りを見てみると、ほとんどの確率でイタズラを発見することができます。
自分の寝床やカーテンの裏、テーブルの下など、自分の身が隠れる場所から飼い主さんの様子を伺っているのでしょう。
④上目遣いで見る
顔は逸らしているけど目はこちらを向いている、上目遣いをしているなどの仕草をしている場合は、飼い主さんの様子や気持ちを観察しています。「イタズラがバレてないかな」「怒ってるかな」とご機嫌を伺うように、チラチラと見るでしょう。
イタズラを発見したとき、叱っていいの?
結論から言うと、数時間前のイタズラに対して叱っても意味がありません。叱る場合は、「イタズラ中」や「イタズラをした直後」が理想とされています。
数時間前のイタズラに対して叱ると、犬は「イタズラをしたら構ってもらえた!」と学習し、何度もイタズラを繰り返してしまう恐れがあります。そのため、愛犬のイタズラに対して過度に反応することはオススメしません。
数時間前のイタズラを発見した場合は、愛犬に声をかけず、無言のまま黙々とイタズラを片づけましょう。
犬のイタズラは一度叱っても直るものではありません。根気よく、何度も愛犬を叱る覚悟が必要となります。叱ったあとは、一緒に遊んだりするなどコミュニケーションを取るようにしましょう。このように、気持ちのメリハリがとても重要になります。
まとめ
一緒に暮らしている飼い主さんだからこそ、愛犬の違和感にはすぐに気付きますよね。その仕草は時に可愛く、ついつい許してしまいがちです。
しかし、愛犬がイタズラをする理由を突き止め、予防することが大切となります。そうすることで愛犬の気持ちをより理解することができ、より良い関係を築くことができるでしょう。