愛犬の様子がおかしい時に必ず確認すべき項目とは
愛犬の様子がおかしい時、動物病院へ連れていくべきかどうか判断するために、以下の項目を確認する必要があります。
1.ごはんは食べることができましたか?
いつもごはんを完食する犬が、今日は少しだけ食べ残した。これだけでも体に何等かの異常が起きていることが分かります。ごはんを一口も食べない場合は症状が重い可能性があります。
犬にも「今日は何だか食欲がないな」という日があるようです。ごはんを食べ残したり、全く食べなかったりした時、それ以外の症状やおかしい様子がない時は、しばらく見守ってみましょう。いつの間にか食べ終えていることがあります。
ごはんを少し食べた後、しばらくして嘔吐や下痢をした。昨日から全くごはんを食べていない。お水も全く飲んでいない。こんな時はすぐに動物病院へ行くべきです。
2.おしっこは出ていますか?
犬の様子がおかしい時、おしっこの具合を確認してみてください。色に変化はありませんか?ニオイに変化はありませんか?回数が減ったり増えたりしていませんか?
犬にも起こりやすい膀胱炎では、おしっこの色が濃くなったように感じられたり、おしっこの量や回数が増えたりすることがあります。
いつもと違うなと感じた時は、動物病院へ行き尿検査を受けるとよいと思います。おしっこを採取することができる場合は、清潔な容器に尿を入れて動物病院に持参しましょう。
3.うんちに変化はありませんか?
愛犬のうんちは健康のバロメーターだ、なんてよく言いますが、本当にその通りです。ちょっとした心身の変化によって、ウンチの状態が悪くなってしまうことがあります。
いつもより少し柔らかいと感じる時は、しばらく様子を見てみましょう。前回よりも緩くなったり、下痢になったりした時は動物病院で診てもらいましょう。下痢をしたけれど元気があり、次のうんちは正常だったという時は、しばらく様子を見てもよいと思います。
下痢が1日に何度も続く時は、すぐに動物病院へ!下痢に血液や粘液が混じる時は、大腸が炎症を起こしていたり、傷ついていたりするサインです。
うんちに何か混じっているような気がする、一部分だけ色が違う、においが違う気がする。こんな時は、昨日食べさせたものを思い返してみてください。いつもは食べさせないものを食べさせませんでしたか?
4.お腹はキュルキュル鳴っていませんか?
愛犬の様子がおかしく、元気も食欲もない時、お腹の音を聞いてみてください。キュルキュルと鳴っていることがあります。
- 食べ慣れないものを食べてしまった
- ドッグフードを急に切り替えた
- 胃腸が疲れて消化が上手くできていない
- 腸が過剰に動いている(蠕動運動)
このようなことが、犬のお腹が鳴る原因になりやすいです。お腹に不調や痛みがあり、元気も食欲もなくなってしまっている可能性があります。他に症状がないのであれば、その日はごはんを控える、絶食をするなどの対応をしてもよいと思います。
犬はストレスによってもお腹がキュルキュルと鳴ってしまうことがあります。しばらく放ってあげることで解決されることがあります。構われすぎることもストレス・元気消失・食欲不振の原因になることがあります。
吐き出したそうにしていたり、軟便や下痢をしたり、そわそわと落ち着かない様子がある時は、動物病院で診察を受けてください。
まとめ
愛犬の様子がおかしい時に必ず確認すべき項目を4つ解説しました。
- ごはんは食べることができましたか?
- おしっこは出ていますか?
- うんちに変化はありませんか?
- お腹はキュルキュル鳴っていませんか?
愛犬の様子がおかしい時、飼い主も不安で心配でたまらないですよね。すぐに動物病院へ連れて行ってあげることができず、お留守番させなければならない状況はとてもつらいと思います。
そのようなな時は、どのように様子がおかしいのか、どのような症状があるのか、獣医師に電話相談だけでもしてみてください。