犬が突然動かなくなる原因6選と考えられる病気
大切な愛犬が突然その場でジッと動かなくなってしまうと心配になりますよね。
犬は何かに警戒したり、音の正体を探ろうとしたりする際にも静止することがあります。しかし、突然動かなくなって元気がない場合は、何らかの病気が絡んでいるのかもしれません。愛犬の様子がいつもと違う場合は、考えられる病気の可能性を疑ってみてください。早急な処置が必要な場合もあります。
この記事では、犬が突然動かなくなる原因と考えられる病気についてまとめました。なお、病気や症状については一例であることをあらかじめご了承ください。
1.食欲不振
呼びかけても元気がなく動かない、食事や大好きなおやつを見せても気が乗らない様子だと心配になりますよね。犬が突然食欲不振になったらすぐに原因を追求してください。
嫌いな動物病院へ行った日や手術後などのストレスが原因で、動かなくなることもあります。また、単純に老いが原因であることもありますが、思い当たる点がなければ病気を疑ってみた方がいいでしょう。
2.内臓疾患
食欲不振の続きですが、犬が突然動かなくなるのは、内臓疾患が原因であることがあります。
考えられる内臓疾患には次のようなものがあります。
- ケンネルコフ
- 胃潰瘍
- 胃腸炎
- 急性膵炎
- 胃拡張
- 胃捻転症候群
- 腸閉塞
- 肝硬変
- 子宮蓄膿症 など
病気によって下痢や嘔吐など症状がみられます。
また、なぜか食事を取らずに元気がない場合は、口の中に原因がある可能性もあります。
- 舌炎
- 口内炎
- 口腔内腫瘍 など
犬が動かなくなってしまった場合には、何らかの異変がないかよく確かめてみてください。
3.ケガや骨折
犬が元気がなく動かない時は、ケガや骨折がある場合もあります。
よく見たら肉球が傷ついていたり、足にヒビが入っていたり、さらには椎間板ヘルニアを引き起こしているケースもあるので、日々のボディチェックは隈なく行ってください。
4.目の病気
犬も目の病気になることがあり、犬の白内障や緑内障などによって視界を遮られてしまうことがあります。この場合は突然動かなくなるというよりも、日を追うごとに動きが鈍くなることが多いですね。シニア犬はとくに、眼球の色に異変がないか確かめてください。
ほかにも犬の目の病気はこのようなものがあります。
- 網膜剥離
- 角膜炎
- 角膜潰瘍
- ドライアイ
- 腫瘍など
目が赤くなる、目が痒そうなど異変が見られたら早めに動物病院へご相談ください。
6.認知症
愛犬の元気がない、それどころか行動が鈍くなった場合は認知症を疑ってみてください。犬が認知症になりやすい年齢は7歳以上からです。
急激に進行して突然動かなくなったり、逆に違和感のある行動を起こすことがあります。気になる場合は、次のチェックリストの中に思い当たる点がないかまずはご確認を。
- 呼びかけても反応しない
- 壁にぶつかることが増えた
- なぜかウロウロ歩き回る
- 寝てばかりいる
- 夜鳴きをするようになった
- トイレの失敗などが増えてきた
- 頭から狭い所に入るが、後退ができない
- 飼い主のこともわからない様子
1つでも気になる点があれば、早めに動物病院に相談してください。
まとめ
原因もわからず犬が突然動かなくなると、飼い主としては不安になりますよね。まずは愛犬のボディチェックを行い、体調不良がないかよく確認してください。
少しでも気になる点がある、なかなか元気が戻らない場合は早めに動物病院へ連れていきましょう。
原因がわかれば対策を行うことができますので、早めに調べることがとても大切です。