犬を活発にする『脳トレ』４選！室内でも簡単にできる遊びを紹介

“仕事”をすることに喜びや達成感を感じる犬は、脳に刺激を感じる遊びを好みます。ここで紹介するのは、室内でも犬が満足できるような遊びばかりなので、雨の日や散歩に行けない日にはぜひ取り組んでみてくださいね。

更新日：2022年11月27日

1.「どっちかな？」ゲーム

紙コップを使ってゲームをする犬

まずご紹介したい脳トレ遊びは、「どっちかな？」ゲームです。これは、多くの飼い主さんがやったことがあるような、気軽にできるゲームなので、ぜひチャレンジしてみてください。

おやつやおもちゃなど、犬が欲しがるものを見せた上で、手で握ったり、紙コップの中やハンカチの下に入れて隠したりして見えないようにします。隠している間、犬には座ったり伏せたりさせて待たせておきます。
「どっち？」「どこ？」などの声かけで合図をして、犬におやつやおもちゃが入っている場所を当てさせます。鼻先でつついたり、前足でタッチしたりしたら、正解を教えてあげましょう。
犬の答えがあっていればすぐにそれを与えます。間違っていた場合は、最初に戻ってもう一度やり直しましょう。少しずつ難易度を上げることで、脳がどんどん活性化されていきます。

地面のにおいを嗅ぐ犬

「どっちかな？」ゲームからレベルアップしたものが、宝探し。その名の通り、犬にとっての「お宝＝おやつやおもちゃなど好きなもの」を探させるゲームです。

「どっちかな？」ゲームは、犬を座らせて目の前で隠す遊びでしたが、こちらは隠す範囲を広くして、犬にあちこち探し回らせる形になります。犬の嗅覚を使ったゲーム式のトレーニングである「ノーズワーク」としても知られ、世界各国で親しまれています。

犬を座って待たせた状態で、おもちゃやおもちゃを入れた容器などをソファやカーテンの裏のような死角になる場所に隠します。
犬のところに戻り、「探して」「GO」などの合図で、犬の“お宝”を探しに行かせます。犬が見つけたらそのまま与えたり、飼い主さんが一度手に取ってから犬に渡したりします。
別の部屋に隠したり、やや高い位置に隠したり、隠す場所の難易度を少しずつ上げていきます。隠している様子を見せないようにしたり、わざと複数個所で隠すふりをしたりして、わかりにくくするのもおすすめです。

犬が見つけられないことが増えると飽きてしまうので、むずかしいようであれば次は簡単な場所にするなど、犬の様子に合わせて難易度を調整しましょう。

ドアから顔をのぞかせる犬

子供の遊びの定番であるかくれんぼも、犬にとって刺激的で楽しい脳トレ遊びになります。ルール自体は上記の「宝探し」とほとんど同じですが、探し出すのは大好きな飼い主さんです。犬が飼い主さんを見つけたときの飛び切りの笑顔を、ぜひ堪能してくださいね。

また、このゲームをするなかで、自然と「待て」「おいで」などのしつけトレーニングを行うことができます。犬も楽しみながら取り組めるので、あっという間に覚えてくれますよ。

犬におすわりか伏せをさせて、「待て」と指示します。
犬が動き出さないように様子を見ながらその場を離れ、ドアの影やソファの後ろなどに隠れます。
姿を隠したら「おいで」「いいよ」などと声掛けをして、犬を呼びます。犬がなかなか動き出さないときは、顔を少し出したり、手を広げて呼び寄せたりしてください。犬が飼い主さんのところに来たら、思い切りほめてあげましょう。
はじめはわざと体を半分出して見えるようにしたり、物音を立てたりしてヒントを与えます。ヒントなしで見つけられるようになったら、難易度を上げていきましょう。