犬が『誤飲しやすいもの』ランキングワースト5!誤って食したときの対応策を解説

犬が『誤飲しやすいもの』ランキングワースト5!誤って食したときの対応策を解説

犬は飲み込める大きさのものであれば何でも誤飲する危険性がありますが、特に犬が『誤飲しやすいもの』があります。さて、それはどのようなものなのでしょうか?この記事では、犬が『誤飲しやすいもの』ランキングワースト5と、愛犬が誤飲したときの対応策をご紹介します。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

犬が『誤飲しやすいもの』ランキングワースト5

タオルを噛むジャックラッセルテリア

誤飲とは、有害なものや危険なものを飲み込んでしまうことを言います。犬が誤飲をした場合、飲み込んだものによっては食道閉塞や腸閉塞、中毒などを起こす危険があります。最悪の場合は命にも関わるため、愛犬の誤飲には十分な注意が必要です。

特に、犬が誤飲しやすいものには最大限の注意を払わなくてはいけません。そこで今回は、2011年にアニコム損害保険株式会社が発表した調査結果を元に、犬が『誤飲しやすいもの』をランキング形式でご紹介します。

5位:石や砂

子犬は好奇心旺盛です。「これは何だ?」という好奇心から、いろいろなものを口に入れてしまいます。散歩デビューしたての子犬は、外の世界のいろいろなものに興味津々なため、石や砂も口に含んでしまうことが少なくありません。

またこぼれたジュースやアイスなどが石や砂に付着し、美味しそうなにおいがしていると、食べ物と間違えて口に入れてしまうこともあります。これは子犬だけでなく、成犬であっても起こりうることです。

飲み込んだのがごく少量の砂粒大の石や砂であれば、便と一緒に排出される可能性が高いでしょう。しかしある程度の大きさ(大体5mm以上)の石や大量の砂を誤飲した場合は、早急に対処しないと胃内に残って慢性的な嘔吐が起こります。胃の出口を塞いだり、万が一腸に移動してしまうと消化管閉塞が起こり命にかかわる事態になる危険性があります。散歩中に石や砂を口にしないように、愛犬から目を離さないようにしましょう。

4位:布類(靴下やタオル、雑巾など)

靴下やタオル、雑巾などの布類は、犬が噛んで遊んでいるうちにその一部を飲み込んでしまうことが多いです。

布類を噛んでビリビリに裂いていると紐状になることがありますが、紐状のものは腸閉塞を起こしやすく、また重症化もしやすいです。そのため、紐状になった布類の誤飲は危険度が高いと言えます。

紐状にならなくても布類の塊は、食道や腸で詰まりやすく危険です。愛犬の布類の誤飲リスクを減らすために、靴下の脱ぎっぱなしや、タオルや雑巾の置きっぱなしはしないように注意しましょう。靴下は飼い主さんや家族のものだけでなく、愛犬用のものにも注意が必要です。

3位:チョコレート

犬は甘いものが好きなため、チョコレートを誤飲しやすいです。飼い主さんや家族がチョコレートをテーブルの上に置いたまま席を離れた隙に、愛犬がパクッと食べてしまうケースが少なくありません。

犬がチョコレートを食べると、チョコレートの主原料であるカカオに含まれているテオブロミンという成分によって中毒を起こします。犬はテオブロミンを体内で分解する能力が低いために、中毒を起こしてしまうのです。

甘くないビター系のチョコレートほどカカオの含有量が多く、犬がチョコレート中毒を起こす危険性が高くなります。

犬がチョコレート中毒を起こすと、嘔吐や下痢、不整脈、けいれんなどの症状が出て、摂取量が多い場合は死に至ることもあります。チョコレートは身近な食べ物であるだけに、愛犬が絶対に口にしないように気をつけなくてはいけません。

チョコレートを愛犬の近くに置いたり、うっかり床に落としたりしないように十分注意しましょう。

2位:人の医薬品

人の医薬品なんて口にしても美味しくなさそうですが、犬が『誤飲しやすいもの』のワースト2位です。

犬が人の薬を飲んでしまった場合、大事に至らないこともあれば、中毒を起こして命に関わることもあります。飲み込んだ薬の種類や量によって、症状がそれぞれ異なるのです。

薬の包装シートごと誤飲してしまうケースもあり、その場合は消化管を傷つけてしまう恐れがあります。医薬品は引き出しにしまうなど、犬の口に届かない場所でしっかり管理しましょう。

また、飼い主さんや家族が薬を服用しようとした時に手から落とすと、落ちた薬を愛犬が反射的に口に入れてしまう恐れがあります。薬は、愛犬がいないところで服用するようにしたほうが安全です。

1位:プラスチック製品

犬が『誤飲しやすいもの』のワースト1位は、プラスチック製品です。私達の身の回りにはプラスチックが使われた製品がたくさんあり、プラスチック製の犬用のおもちゃや食器もあります。

プラスチック製品に囲まれて生活しているだけに、犬がプラスチックをかみ砕いて、その破片を飲み込んでしまうケースが多いようです。

小さなプラスチック片であれば便と一緒に排出されることが多いですが、破片が大きいと胃や腸に詰まってしまう可能性があります。また尖ったプラスチック片を飲み込んだ場合は、臓器を傷つけてしまうかもしれません。

飼い主さんは、愛犬がプラスチック製品をおもちゃにしたり、かみ砕いて飲み込まないように、注意を怠らないようにしましょう。また犬用のおもちゃや食器はプラスチック製のものだけではないので、愛犬にとって安全なものを選ぶようにしましょう。

愛犬が誤飲したときの対応策は?

元気のなさそうな犬

犬が誤飲をすると

  • 元気消失
  • 腹痛
  • 嘔吐
  • 下痢
  • 便秘
  • 血便
  • ヨダレが多く出る
  • 呼吸困難
  • 食欲不振

といった症状が見られます。こうした症状がすぐに出ることもあれば、なかなか出ないこともあります。

症状が出ていてもいなくても、誤飲が明らかだったり疑われたりする場合は、まずは動物病院に連絡をして、獣医師の指示を仰ぎましょう。連絡の際には、いつ頃、何を、どのくらい食べて、今の愛犬の様子はどうか、などを分かる範囲で伝えましょう。

獣医師に受診を指示された場合は、誤飲した(または誤飲したと思われる)現物や成分表示があるものを持って行くと、診断や治療に役立つ可能性があります。

誤飲は早めに対処することが大事ですが、飼い主さんにできる応急処置はないと考えたほうがいいです。状態を悪化させる恐れがあるため、飼い主さんの判断で吐かせようとしたり、口や肛門から出ている紐状のものを引っ張ったりするのはやめましょう。

誤飲は一刻を争うこともあるので、かかりつけの動物病院が時間外や休診の場合に備えて、夜間診療や休日診療を行っている病院を探しておくことも大切です。

まとめ

整頓されたリビングでフセをするトイプードル

今回は、犬が『誤飲しやすいもの』ランキングワースト5をご紹介しました。ランキングからは、身近なものに注意が必要であることが分かりますね。

誤飲は命に関わることもあるため、誤飲が起こらないように日頃から環境を整えることが大切です。愛犬がゴミをあさらないように蓋付きのゴミ箱にする、愛犬の口が届くところに誤飲の危険のあるものは置かないことを徹底するなどして、誤飲を防ぎましょう。万が一、愛犬が誤飲をしてしまった場合は、すぐに動物病院に連絡をしましょう。

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