犬を飼って初めて気づいた人生において重要なこと
1.知ろうとすること
犬を飼って、人生において重要なことは、「知ろうとすることだ」と初めて気づきました。
好きなことや興味のあることは、誰だって知りたいと思います。寝る時間も惜しんで学ぶと思います。しかし、嫌いなことや興味のないことに対してはどうでしょう。学ぶこともしませんが、知ろうとすることさえもしないのではないでしょうか。
犬を飼うと、知ろうとすることが重要になります。犬を飼うと、(なぜ〇〇なのか)と疑問に思うことばかりだからです。
しつけ本にも色々と書いてあります。獣医さんも色々と教えて下さいます。それでも解決できないこともありますよね。
犬は言葉を話せません。何かを訴えてはいるのですが、飼い主が知ろうとしなければ絶対に分かりません。解決してあげられません。どんなに頑張って知ろうとしても、数日では分かりません。数カ月も数年も経って、やっと分かることもあります。
(なぜうちの犬は〇〇なのか)と考えることがあれば、愛犬のことをもっとよく知る努力をしてみてください。
そして、職場や学校に(この人とは合わないな)とか(この人とは関わりたくないな)と思う人がいる時、その人のことをもっとよく知ろうとしてみてください。よく知らないから苦手なだけかもしれません。
2.言葉にして伝えること
犬を飼って、人生において重要なことは、「言葉にして伝えることだ」と初めて気づきました。
『愛犬は飼い主のことを何でもよく理解してくれる。』確かにそうかもしれません。犬は人に合わせて生きているからです。理解しているというよりは、叱られないように上手く合わせているのかもしれません。
犬は言葉を話せません。飼い主の言っていることは分かりますが、言葉を覚えたわけではありません。しかし、飼い主の発する言葉から、飼い主の気持ちを読み取ることができます。飼い主の仕草・態度・表情・声・動作などから読み取っているのです。
では、人間同士ではどうでしょうか。言葉を話すことができます。共通の言語を持っています。簡単な言葉を使えば、海外の人とだって会話することができます。
一方、友達・親友・仲間・親・兄弟・恋人・夫・妻、どんなに親しい人でも心を共有しているわけではありません。「言わなきゃわからないの!?」なんて口喧嘩をすることがありますよね。そうなんです。言わなきゃ分からないのです。
相手に自分の気持ちを知ってほしい、理解してほしい、受け止めてほしいと思うのであれば、言葉にして伝えるようにしてみてください。
3.理解できないことを否定するのではなく受け入れること
犬を飼って、人生において重要なことは、「理解できないことを否定するのではなく、受け入れることだ」と初めて気づきました。
犬は他の犬のおしりのニオイを嗅ぎたがります。それが犬同士の挨拶なんです。
他の犬のおしりに顔を近づけないでほしい…と思う飼い主もいると思います。お互いのおしりのニオイを嗅ぐことが挨拶だなんて、人には理解できないですよね。
愛犬に顔や口の周りを執拗に舐められることがあると思います。犬の愛情表現のひとつです。よだれで汚いからやめてほしいと、拒否したことがあるのではないでしょうか。
犬はただ愛していると伝えたいだけなのに、大好きな飼い主から拒否されたら傷つきますよね。
人間関係の中でも、相手の理解できないことって山ほどあります。「私無理だから!」と、否定することがあるのではないでしょうか。否定されることほど傷つくことってないですよね。関係性が崩れるきっかけにもなりやすいです。
「ごはんにマヨネーズをかけて食べるなんて理解できないし私はやらないけど、あなたが好きならそうやって食べてもいいよ」ということが私にはありました。
誰にだって理解できないこと、理解されないことってあります。だからといって拒否するのではなく、理解はできないけれど受け入れよう、という気持ちでいると上手くお付き合いできるのではないでしょうか。
いまだに「ごはんにマヨネーズ」は私には理解できませんが、愛犬と暮らしたおかげで、受け入れようと努力する気持ちを持ち続けていられるのだと思います。
まとめ
犬を飼って初めて気づいた人生において重要なことを3つ解説しました。
- 知ろうとすること
- 言葉にして伝えること
- 理解できないことを否定するのではなく受け入れること
人生はいつ終わりを迎えるかわかりません。明日かもしれませんし、後数時間後かもしれません。後悔は少ない方がいいですよね。そのことを犬を飼うことで、愛犬から学んでいるのではないでしょうか。