大型犬の飼い主が経験しがちな8つのこと
サモエドやレトリバーなど体の大きな大型犬は、圧倒的な存在感が魅力ですよね。大型犬の目安といえば体重25kg以上、犬種によっては体重50kgを超えるほど大きくなるケースもあります。
人間の子供よりも大きなサイズになるので、飼育初心者には向いていないことも認知されています。
大型犬は飼うのが大変だとわかっていても、「思い切り抱きしめてみたい」「モフモフに包まれたい」という願望が捨てきれない人も多いのでは?
これから大型犬の迎え入れを検討している方はぜひ、ここでご紹介する大型犬の飼い主が経験しがちな8つのことを参考にしてください!
1.何もかもがビッグスケール
簡単に想像できるかと思いますが、大型犬は何もかもがビッグスケールです。お手をさせれば平手打ちくらいの威力があり、飛びついてくる姿はとても犬とは思えない迫力そして重力があります。
体のサイズも大きいので、子犬の頃ですでに中型犬サイズへ成長を遂げます。しかも、大きいのは体だけで中身はまるで子犬のような大型犬も少なくはありません。
大型犬といっても自分の体がとっても大きいことをあまり理解していないので、抱っこやおんぶをおねだりしてくる犬もたくさん!走り回る範囲もダイナミックなので、広い飼育スペースが必要になります。
2.散歩しているだけで怖がられた
大型犬あるあるといえばこれ、「ただ散歩しているだけで怖がられた」という経験を持つ飼い主さんがたくさんいます。体が大きいので、どうしても「のっしのっし」という迫力のある歩き方になってしまいますよね。
その姿はとても優雅なものですが、大型犬にあまり馴染みがない人にとっては「うわ!大きい!」と驚いてしまいます。小さな子供であれば、自分よりも大きい犬を見て逃げてしまう子の方が多いです。
そんな様子を見ると、「何も悪いことをしていないのに」と残念な気持ちになってしまうでしょう。しかし、大型犬を飼う上では周囲への配慮がとても重要になってきます。怖がらせないようなしつけトレーニングを重ねて、万が一の事故を無くさなければなりません。
3.犬らしい姿に感動する
犬らしいという表現が当てはまるかわかりませんが、体や顔のパーツが大きい大型犬は遠くから見ても「犬!」とすぐにわかる姿をしています。犬種にもよりますが、体が大きい分だけフサフサの毛を生やしています。
大型犬に憧れを持つ人は、まさにそんな犬らしい姿をイメージしているのではないでしょうか?ダイナミックに走る姿からも犬らしさを感じられるでしょう。
4.思い切り抱きついてしまう
大型犬の魅力といえば、思わず抱きつきたくなるような大きな体格です。ゴールデンレトリバーであれば体長60cmほど、体重は30kg以上になります。さらに大きな超大型犬に当てはまる秋田犬なら、体重50kgを超えるほどジャンボサイズです。
大きなサイズ感なので、座っている後ろ姿は人間並になります。体温も高い上にモフモフであれば、ギュッと抱きつきたくなること間違いありません。
5.散歩中に引きずられてしまう
大型犬を飼う上でのリアルな苦労といえば、日々の散歩です。とっても力が強いので、「散歩中、犬に引きずられてしまう」はまさに大型犬あるあるです。
大人の男性でも本気で引っ張られてしまうと抵抗することが難しいほどのパワーがあるので、それなりの体力と経験がないと散歩は厳しくなります。
やんちゃな大型犬に成長してしまうと手がつけられなくなってしまうほど、困り果てることも・・・。子犬期からみっちりとトレーニングを重ねる必要があります。
6.想像以上の飼いやすさを感じる
ここまで「大型犬を飼うのは大変」という内容ばかりでしたが、実際には「ある程度年齢を重ねると大らかで飼いやすい」と感じる人も多くいるようです。もちろん日々のトレーニングは欠かせませんが、大型犬には人間への忠誠心が強い犬もいます。
日々の飼育はとても大変ですが、大型犬は隣に座っているだけで安心するほど圧倒的な存在感があります。自分だけの相棒のような、そんな感覚に陥る飼い主さんも多いようです。
7.お金の苦労が耐えない
なかなか大型犬の飼育に踏み切れない1番の理由として、金銭的な面の苦労があげられます。犬の食事代やワクチン代など、かかるお金は体重やサイズが大きくなるほど倍増します。
小型犬に比べると、大型犬はその3倍〜5倍もの出費を考えなければなりません。大型犬になると電車やバスの乗車も制限されるので、自家用車がないと移動が難しくなります。
8.介護生活が想像を絶するほど大変
大型犬の飼い主が最も苦労するのがシニア期を迎えた時です。年齢とともに足腰が弱るため、犬も人間のように介助が必要になります。
体重の重い大型犬を持ち上げることは容易ではなく、寝たきり状態になってしまえば飼い主が身の回りの世話を行わなければなりません。
大型犬を病院へ運ぶことも大掛かりになるため、数人のヘルパーが必要になります。そういったリアルな老後生活も踏まえて、大型犬を迎え入れることが大切です。
まとめ
体格も行動もビッグスケールの大型犬は、一緒に暮らす飼い主に大きな楽しさを運んでくれます。そこには日々の苦労があることも確かですが、その分ほかにはない経験をさせてくれるでしょう。
これから迎え入れたいという方は、大型犬あるあるや体験談を参考にして実際に飼育できるかよく検討してくださいね!