犬を寝かせる場所は安全面や体調管理を考えて
皆さんの愛犬は、普段眠る時にどこで寝ていますか。ケージの中、専用ベッドの上、自分のお気に入りの場所…など、ご家庭によって様々だと思います。
犬を寝かせる場所を用意している場合は、安全面や体調管理、健康面を考えた場所を選ぶことが大切です。誤った場所を寝床にしてしまうと、自分で体温調節ができなくなったり、事故などの危険性が高まったりする恐れがあります。
犬を絶対寝かせてはいけないNGな場所4選
犬にとって安全で快適な寝床環境を整える上で、犬にとって危険な場所を知っておくことも大切です。ここでは、犬を絶対寝かせてはいけないNGな場所を紹介します。
1.道路に面した窓辺
お留守番が多いご家庭の場合、道路に面した窓辺に寝床やケージを設置しているというところも多いです。しかし道路に面した窓辺は騒音が聞こえやすく、犬にとって警戒心を弱めることができずストレスを溜めやすいと言われています。
また、窓辺の方角によっては日光が差し込むこともあります。日光が差し込んでしまうと、犬が「暑い」「眩しい」と思っても避けることができないため、寝床として良い環境とは言えません。
2.直射日光の当たる場所
前述した通り、直射日光の当たる場所にケージや寝床を設置してしまうと、犬が自分で体温調節しにくくなってしまいます。
「暑くて眠れない」「眩しくて眠れない」などの寝不足につながるため、避けるべき場所です。
特に夏場の直射日光は、気温の高さと合わさり非常に危険です。冷房の効いている室内であっても熱中症のリスクが高まるので、直射日光の当たらない薄暗い場所を選びましょう。
3.不安定な高所
ソファの上で眠ることが好きな犬は多いですが、不安定な高所も本来ならば避けるべき場所です。寝返りを打った際、高所から落下してしまい打ちどころが悪いと骨折や打撲につながる危険性があるからです。
特に子犬や高齢犬、小型犬などは体に負担がかかりやすく、ちょっとした衝撃でも骨折などの大怪我につながりやすいです。ソファの上が好きな子には、手前に柵を設ける、ソファの下にクッションなど衝撃を吸収してくれるものを敷くなど一工夫してあげましょう。
4.本棚など物が置かれている棚の隣
本棚や小物が多く置かれている棚の隣に寝床を置いてしまうと、何らかの拍子にぶつかった際、上からものが落下してくる危険性があります。
また、日本は地震が度々起こるため、地震が起きた時に物がたくさん落下してくる危険性も高いです。こうしたリスクも考えて、愛犬が安全にリラックスした状態で眠れる場所を考えてあげることが大切です。
また、揺れると転倒しそうなものは固定しておくことをお勧めします。
犬を寝かせるのに適した場所を探すためのポイントは?
では、愛犬にとって安全で快適に眠れる場所とは、どのような場所なのでしょうか。以下のポイントをなるべく押さえた場所を探してみましょう。
- 道路に面していない静かな場所
- 人の行き来が少ない場所
- 窓から離れた場所
- 部屋の四隅(全方位が開けてない場所)
- 薄暗い場所
- ものが落下してくるリスクのない場所
- 日光や冷暖房器具の風が直接当たらない場所
- 家族が見える位置
すべての条件をクリアすることは難しいですが、安全面を考慮した上で犬が快適にリラックスして休めるポイントをなるべく多く押さえた場所に、寝床を設置してあげると良いでしょう。
まとめ
いかがでしたか。犬の寝床は犬にとって安全で快適に、そして安心して眠れる場所を選んであげることが大切です。お留守番が多いご家庭では特に寝床の場所に注意し、愛犬が少しでも安心してお留守番できるよう配慮してあげましょう。