愛犬が「お風呂嫌い」になってしまう原因とは
愛犬が「お風呂嫌い」になってしまうには理由があります。問題を解決してお風呂好きにしてあげましょう。
1.耳や鼻に水が入った
過去にお風呂に入っているときに、耳や鼻に水が入った経験があるとお風呂嫌いになりやすいです。
わたしたち人間もお風呂で耳や鼻にシャワーの水が入ると、痛かったり不快な感覚になりますよね。犬も同じで、耳や鼻に水が入って痛みを感じた経験がトラウマになってしまうのです。
2.シャワーの音が怖い
シャワーの音が怖くてお風呂嫌いになる犬もいます。
犬は嗅覚だけでなく聴覚も優れており、人間の4倍もの範囲の音を聞き取れるといわれています。そのため、人間が聞こえているよりも大音量でシャワーの音が聞こえている状態なのです。
普段は聞こえないほどの大きな音がずっとしているため、お風呂を怖いと感じて嫌いになっていきます。
3.動けないのがストレス
お風呂に入って体を洗われている間に身動きがとれないことにストレスを感じる犬も多いです。しばらくの間、慣れない場所で動けないのは恐怖心や不安感を高めてしまいます。
また、以前お風呂で洗われるときに押さえつけられて痛い思いをしたことがある場合も、お風呂嫌いになりやすいです。
4.シャンプーの匂いが嫌い
シャンプーの匂いが嫌いでお風呂に入りたがらない犬もいます。お風呂場にいくことやシャワーをかけるのは嫌がらないのに、シャンプーをつけると嫌がる場合はその匂いが苦手な可能性が高いです。
犬の嗅覚は人間の1億倍ともいわれています。匂いつきのシャンプーを嫌がる場合は、無香料のシャンプーに変えてみましょう。
お風呂嫌いの愛犬への対処法
一旦お風呂嫌いになってしまったら、それを好きにさせることは簡単なことではありません。
しかしトラウマになってしまう前に以下の方法で徐々に慣れさせていけば克服できるかもしれません。とはいえ、くれぐれも無理は禁物です。
お風呂場に慣れさせる
まずはお風呂場に慣れさせることが重要です。お風呂嫌いな犬は、逃げたり隠れるなどお風呂場に連れていくことさえ難しいですよね。
そこでまずはお風呂場をイヤな場所じゃないと認識させることから始めましょう。
たまにお風呂でおやつをあげたり、お風呂場でおもちゃを使って遊ぶのもおすすめです。お風呂場がイヤなことだけが起きる場所じゃないと覚えさせてくださいね。
顔は濡れたタオルで拭く
愛犬の耳や鼻にシャワーの水が入らないように、顔は濡れたタオルで拭く程度にとどめておきましょう。
顔の近くを洗うときにも水が入ってしまわないように、耳をふさいだり顔を覆うようにするのがおすすめです。
足元からシャワーをかける
洗うときには、足元からシャワーをかけてください。いきなり顔や体にお湯をかけるとびっくりしてしまいます。
まずは足元からやさしくお湯に慣らしていきましょう。なお、お湯が熱すぎても驚かせてしまいますし危険です。温度は35〜37℃くらいのぬるめに設定してくださいね。
短時間で済ませる
お風呂に慣れるまでは、短時間で終わらせるように意識しましょう。嫌いな時間が長いほど犬もストレスを感じてしまいます。
まずはお湯に慣れさせる程度で大丈夫です。短時間のお風呂を嫌がらなくなってきたら、徐々に時間を伸ばしていきましょう。
まとめ
犬がお風呂嫌いになってしまう原因はさまざまです。トラウマがあるようであれば、徐々にお風呂という場所から慣れさせていきましょう。
無理にお風呂に入れようとしたり押さえつけたりすると、余計にお風呂嫌いが悪化してしまいますので、無理は禁物です。
暴れたりまったく動こうとしないなど、どうしてもお風呂に入れるのが難しい場合は、ペットサロンでシャンプーしてもらうのがおすすめです。