あなたの愛犬は幸せ？『犬の幸福度チェック』5項目
愛犬と一緒に過ごす中で、ふと「愛犬は幸せだろうか」と考えることはありませんか。言葉の話せない犬に幸せかどうかを尋ねることはできませんが、犬の仕草や行動、態度などから幸福度をチェックすることはある程度可能です。
今回は、『犬の幸福度』をチェックする項目を5つご用意したので、普段の愛犬の様子と比較しながら確認してみてください。
1.名前を呼ぶと嬉しそうに（素早く）反応してくれる
幸せを感じている犬は飼い主に名前を呼ばれるとすぐに振り返ったり、嬉しそうに駆け寄ってきてくれたりします。これは「飼い主に呼ばれることで良いことが起こる」と学習しているからです。
反対にあまり幸福度が高くない場合は、無視したり近寄ってくるときに蛇行しながらゆっくり近寄ってきたりすることがあります。
2.コマンドを指示すると積極的に従う
「おすわり」「おて」など、基本的なコマンドを指示すると意気揚々と積極的に従う場合、その一連の流れに楽しさやできたことへの達成感、誉められる喜びなどを感じています。
コマンド指示と聞くと強い主従関係をイメージする人もいますが、犬にとってコマンドに従い褒められるまでの一連の流れは、トレーニングというよりも遊びの延長線上として学習していることも多いです。
コマンド指示に従うことを習慣づけることで、飼い主と犬との絆が育まれることにもつながるので、日常的に取り入れてみましょう。
3.リラックスした様子でくつろぐ姿を目にする
室内でリラックスした様子でくつろぐ愛犬の姿を見かけることはありますか。これは、飼い主のいる環境に安心感や幸福感を感じていることも表れです。
犬は元々警戒心の強い動物なので、少しでも不安要素のある場所ではリラックスした姿を見せることはありません。
だらんと脱力したように寝転がっていたり、お腹を見せるように仰向けになっていたりするのは、それだけ飼い主に対して信頼感と安心感を感じている証拠でしょう。
4.飼い主の姿が見えなくても落ち着いている
飼い主の姿が見えなくなった時、「飼い主さんどこ〜？」と慌てて探す様子を見せると、愛されていると実感する人も多いでしょう。
しかし、この行動からは必ずしも犬が幸せを感じているとは限りません。本当に幸福度の高い犬は、飼い主の姿が見えなくなっても「飼い主さんは絶対帰ってくる」と確信を持っているため、落ち着いて待っていられるからです。
他にも留守番中に問題行動を起こさず、のんびりと落ち着いて飼い主の帰りを待っていられる犬も、飼い主との生活に幸福を感じていると言えます。
5.コミュニケーションを取ると表情や動きが明るくなる
飼い主が近づきコミュニケーションを取ろうとすると、どこか嬉しそうな態度や姿を見せてくれる犬は多いですよね。こうした行動も幸福度の高い犬が見せる特徴です。
日頃から飼い主に愛情を注がれていることを認識しているため、飼い主にかまってもらえることが幸せにつながっているのでしょう。
愛犬にもっと幸せを感じてもらうためにしたいことは？
愛犬に、今以上幸せを感じてもらうためには、愛犬が快適で楽しい暮らしを送れるように、日々の生活に工夫を取り入れることが近道です。
- 毎日スキンシップや遊びなどのコミュニケーションをとる
- 遊びに「褒め」が入るトレーニングを入れてみる
- スキンシップ中にマッサージを取り入れてみる
- 散歩中は適度な刺激を与えてあげる（走る、匂い嗅ぎ、他の犬との交流など）
- かまいすぎず適度な距離感を保つ
- 愛犬が快適に過ごせる環境を整えてあげる
このように、愛犬にストレスをかけず、なおかつ快適で心地よいコミュニケーションを心がけることで、愛犬と正しい信頼関係を築きつつ幸福度を上げることができます。
まとめ
いかがでしたか。今回ご用意したチェック項目は5つでしたが、他にも犬が幸せを感じている時に見せる態度や行動は多くあります。愛犬にとってどのようなコミュニケーションが嬉しいのか、どのような環境が快適なのかを考え、愛犬により幸せを実感してもらいましょう。
