『賢い犬』にも『おバカな犬』も違う良さがある♪
犬にも人間と同様、1匹ずつ性格や個性があります。同じ犬種であっても大きく性格が異なることもあり、『賢さ』にも違いがみられることも少なくありません。
一般的に犬は動物の中でも知能が高く、人間と共存できる賢さを持っていると言われていますが、そんな犬たちの中にも「おバカ」と言われる愛らしい一面を持った犬たちも多くいます。
犬によって人間が驚くような賢さを見せつける犬もいれば、見ていて飽きることのない愛らしさを持つおバカな犬もいて、すべての犬にそれぞれの良さがあるのも犬がパートナーとして人気の理由の1つかもしれません。
『賢い犬』と『おバカな犬』の違い5選
「賢い」と言われる犬にも「おバカ」と言われる犬にも、それぞれの良さがあります。どちらが良い悪いということはありませんが、一般的に『賢い犬』と『おバカな犬』はどのような部分で違いが見られるのでしょうか。
1.物事を学習するスピード
賢い犬とおバカな犬の判断基準として、物事を学習するスピードでみる人は多くいます。賢い犬は記憶力や物事を結びつける知能も高いため、飼い主の表情や指示などの意味を理解し、早い段階で学習することが可能です。
しかし、一般的に『おバカ』と言われる犬たちは、良い意味でも悪い意味でも前向きな犬が多いです。失敗したその時は落ち込んだ様子を見せていても、数分後にはパッと気持ちを切り替え、次の楽しみを見つけていることもあります。
2.行動に移す前の対応
賢い犬とおバカな犬は、行動をとる前の反応や対応などにも違いが見られます。賢いと言われる犬は自分がとる行動によって、その後どのような事態が起こり得るかをある程度考えていると言われています。
対して、おバカな犬は『その時』『その瞬間』を生きているため、思い立ったらすぐ行動!と突発的に行動することが多いです。
どちらにも良し悪しはありますが、突発的に行動することでチャレンジ回数と同時に失敗回数も増加しやすいため、「おバカ」と見られてしまうことがあるのでしょう。
3.落ち着きの有無
「賢い」「おバカだなぁ」と判断される基準に、人間から見たその犬の雰囲気や態度なども影響していると考えられます。特に普段から落ち着きのある態度をとっている犬は、賢いと思われることが多いように感じます。
一方、おバカと言われがちな犬たちは落ち着きがなく、ヤンチャな行動や態度をとることが多いです。落ち着きのなさを見て「ちょっぴりおバカかも」と思われてしまうこともありますが、「そこが可愛い!」という人も少なくありません。
4.今までの経験から予測する能力
物事を学習するスピードが『賢い犬』と『おバカな犬』の判断材料になることがあるとお話しました。これは、今までの経験から予測する能力も関係しています。
賢い犬は今まで自分が経験したことをもとに、自分の取った行動あるいは他人の表情や行動などから、この後どのような事態が起こるのか、どのような展開が起こるのかを予測する能力が高い傾向にあります。
おバカと言われる犬たちもこうした知能は持ち合わせていますが、賢い犬に比べると予測する力が弱く、直前になって慌てるような様子を見せたり場違いな態度を見せたりすることが多いです。
5.その場の空気を読む力
賢い犬の多くはその場にいる人の表情や声のトーンなどから、空気を読む力にも長けています。これは、犬が人間と共存してきた長い歴史の中で培った能力とも言われています。
しかし、おバカな犬は本能的に行動してしまうことが多く、その場の空気を読むことを苦手とする子も多いです。
険悪な雰囲気が漂っているにも関わらず「見て見て〜」と可愛らしくおもちゃを持ってきたり、「撫でて〜」とごろんと仰向けになってみたり…。思わずこちらも笑ってしまうような可愛さを見せてくれることもあるでしょう。
まとめ
いかがでしたか。「賢い」「おバカ」と言われると、おバカな犬の印象が悪く感じますが、実際はおバカな犬にもおバカな犬だからこその良さがあります。愛犬の個性や性格を理解した上で、愛犬だけが持つ良さや可愛さを見つけてあげましょう。