犬がビックリした時にしがちな行動7つ!
犬も驚くと、まるで人間のような「ビクッ!」といった反応を見せますよね。犬によって驚いた時の仕草は違っていたりしますが、中には「そんな驚き方をするの?」とこちらが驚かされるパターンもあります。
今回は、犬がビックリした時にしがちな行動について解説いたします。
1.ピョン!と飛び跳ねる
物音や人影に驚いた犬がピョン!と飛び跳ねた瞬間を見た人は多いはずです。中には、こちらが驚くほど高いジャンプを見せる犬もいますね。
犬がビックリして飛び上がる仕草はクスッと笑ってしまいますが、驚きのあまり足を滑らせたり、転倒してしまう犬もいるので注意しないといけません。
2.ワンワン吠える
たいていの犬は驚いてすぐに「ワンワン!」と吠えます。よくあるのは来客を知らせる「ピンポン」に驚いて吠えるパターンです。
音に対して驚く犬はとても多く、掃除機や工事の音に対して吠える犬もよく見かけます。犬が吠えるのは警戒や威嚇心からですが、その後も同じ対象物に対して吠え続ける可能性もあります。
3.後ずさりをする
ちょっと変わった犬の反応として、驚きのあまり後ずさりをするというパターンもあります。犬は普段、後ずさりをすることはないため、その行動を見たこちらも驚いてしまうものです。
特徴としては、尻尾を後ろ足の間に隠して低い体勢のまま後に下がるという感じです。後ずさりしながら吠える犬も多いですね。
4.物陰に隠れる
警戒心の強い犬は、ビックリした拍子に物陰にサッと逃げることがあります。飼い主さんの足の影に隠れる犬もいますね。
その様子は弱々しくてちょっぴりキュンとしてしまいますが、犬本人はとても怖がっているので早く解消してあげましょう。
5.とっさに逃げる
すばしっこい犬なら、ビックリした瞬間に猛ダッシュで逃げてしまいます。遠くで鳴っている雷の音に驚いて、早々に部屋の隅に隠れてしまう犬も多いですね。
パニック状態の犬は恐怖から逃げるあまり、しばらくそこら中を走り続けてしまいます。部屋の中をぐるぐる駆け回ってしまうため、家具にぶつかったり滑って転倒したりしないよう注意が必要です。外にいる状態であれば、リードを振りちぎって逃げてしまう可能性もあります。
6.ブルブル震える
音に敏感なケースに多いですが、驚くとブルブル震えてしまう犬もいますね。花火や雷のような大きな音ばかりでなく、人や動物や車など、何らかのトラウマによって恐怖心から震えることもあります。
パニック状態に陥り、おう吐や過呼吸を伴うケースもあるので心配な場合は何が原因か追求しましょう。未然に防げることがあれば、ぜひ早めに対策を打ってください。
6.耳をピンと立ち上げる
驚いた犬が耳をピンと立ち上げている姿もよく見ますね。これは、気になる音をしっかり聞いて状況を把握するための行動です。
警戒心の強い犬ほど小さな物音、それも苦手な音をすぐに察知して、逃げる体制に入ります。若い犬であれば事前に確認できますが、老犬になると耳や鼻が衰えるため、急な事態に備えにくくなります。
7.毛を逆立てる
ビクッと驚いた犬をよく見ると、毛が逆立っていることがあります。犬は緊張すると自律神経によって毛根部分の立毛筋が働きます。
犬が毛を逆立て威嚇状態に入ると、噛み付きなどの危険な行動を起こす可能性があるので要注意です。もし目の前にほかの犬や人がいる場合は速やかに立ち去るか、相手に離れるようお願いをしてください。
犬を驚かせないためにすべき生活の工夫
犬が驚く状況はできる限り避けたいものです。とくに音に敏感な犬や怖がりな犬は、パニック状態に陥りやすいため注意すべきでしょう。
犬が驚きやすい、対策を取るべき音は以下のような音があります。
- 雷や地震、台風(風)などの自然の音
- 掃除機、ドライヤー、洗濯機などの家電製品の音
- バスやトラックなどの大型車のエンジン音
- 花火の音
- 工事現場の音や踏切音など
突然起こりやすい雷や台風などの音はなかなか避けられませんが、ほかの音については事前に対策を取れるものばかりです。
- 物音に注意する
- あえて声をかけない
- おやつやおもちゃで気をそらす
- 苦手な音を少しづつ聞かせて慣らす
まずは、犬が驚いたり怖がったりする対象物をシャットアウトするのが1番です。
もし愛犬が掃除機に驚いてしまう場合は、別の部屋に避難をさせてから使用するなどの工夫をしましょう。掃除機の場合は日常的に使うものですから、避難させたりするのが無理な場合は徐々に慣れさせる必要もあるかもしれません。
また、大きな音がでた際に、飼い主さん自身も落ち着いて冷静な行動を取ってください。大きな音に驚く飼い主さんを見て、犬も怖がるケースがあります。
何か起きてもそっと見守り、もしできるなら日頃から対象物の音を聞かせて慣らしましょう。ただし、ブルブル震えたり、走り出すと止まらなくなったりする場合は1度獣医師に相談することをおすすめします。
まとめ
犬がビックリした時にしがちな行動は犬によってさまざまですが、あまりにも過剰反応をする場合は注意深く観察をしてください。なおもちろんのことですが、わざと驚かすようなことはやめましょう。
飼い主さん自身も動じない精神を持って、身を持って愛犬に教えることも大切です。愛犬がもし大きな音でパニック行動を起こしてしまう場合は、獣医師やドッグトレーナーなど専門家に相談することをおすすめします。